ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2015年 07月 14日

久々の石屋さんへ

かなり頻繁に検索ワードに引っかかってくるのが『アクアマリンとブルートパーズの違いは?』なのですが、はっきり言って私にも分からない時があります。ただ、普通の方よりもたくさんの石を見てきましたので、アクアマリンはブルートパーズよりもテリがある、くらいのことは分かります。ブルートパーズは、アクアマリンに比べて少し重たい(色・テリなど)ような気がします。不自然に青いのもブルートパーズだと分かります。以前アクアマリンとブルートパーズについてはこちらに書きましたので、ご参考になさってください。ではこの宝石の「テリ」とは何でしょう?
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【テリについて】一般論は宝石の輝き、色、インクルージョン(内包物)とともに色石の評価を決定する絶対基準とされる

うーん、これでは全然説明になっていないですね。では、もっと分かりやすく言えば「いかにその石が綺麗に光っているか否か」ではないかと思うのです。石は光を当てると、石の中から強烈な光を放ちます。それは研磨技術や屈折率によるものかもしれませんが、一般的な石の場合は「キラリと光る、キレイ!」と言うことなのではないかと思います。前にも言った通り、本物の石を見分ける簡単な方法、それは触ってみて冷たいかどうか、ということ。但し、これには例外もあるので一概には申し上げられませんが、ほぼどんなに小さな石でも宝石なら一人前に冷たい場合が多いのです。

アクアマリン(スクエアカット)でもこんな石もあります。色は薄いけれどしっかり輝いています。この石で大振りの指輪を作ったらさぞかし美しいことでしょう。
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カットによっても色々な輝きを放つ石の妙味、もしあなたがブラジルにお住まいでしたら、是非一度こうした研磨石に触れてみてください。私はこの日、トルマリンウォーターメロンのペアと…
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トルマリン・バイカラーを購入しました。
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同じトルマリンでもカットによって「ぶつ切り」や「縦割り」にすると石の顔が変わりますね。ってまるで魚みたい。。。(^_^;)色々な石を見るのは、石からパワーをたくさんもらえます。以前大手宝石輸出業社の社長さんがこんなことを仰っていました。

「ハチドリさん、石ってどうしてパワーストンって言われるか知っていますか?それはね、石は地下何千メートルにあるものを、泥だらけになった数多くのガリンペイロ(鉱物採掘師)の手によって丁寧に掘り出された後、熟練のカッター、研磨師の手によって美しく磨かれるんです。その人たちの熱い思いが伝わるからパワーとなって研磨石に籠められているんですよ。つまり真心の塊がこれらの石ってことなんです」

とても分かりやすい説明で心底納得しました。石のパワーはそんなに実感はしてはいませんが、私の場合は確かに定番の指輪を身に付けると、とても元気になれます。それもパワーと言えるのではないかと思います。でもね、治安が悪い当地ではあまり出番がないのがちょっと悲しい。こっそり着けて外出しようものなら「ママ!危ないよ」と指摘されてしまいます。みんな目が良いのねえ。。。


by beijaflorspbr | 2015-07-14 21:44 | Jewelly
2011年 08月 02日

涼しげな2つの石 アクアマリンとブルートパーズ

ずっと独り言を呟いていてすみません。最近、身辺整理というと「縁起でもない!!」と言われますが、元々そんなに几帳面で綺麗好きというわけでもなかった私、普通に清潔に暮らしていけたらいいや、なんて考えているうちにたくさんの不要品が知らず知らずのうちに溜まってしまいました。順番に整理するものの、まだまだ時間がかかりそう。過去の資料を見ていてふと考えました。昔は石(貴石や半貴石)について師匠に付きながら良く勉強をしたものでした。たまにはブラジルで採れる石のお話でもいたしましょうか。私自身、とってもお気に入りの逸話のあるこの石。3月の誕生石でもあるアクアマリン。ブラジルではAgua Marinhaと呼ばれています。
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アクアマリンは、青色のベリル(緑柱石)で名前はラテン語から来ています。緑柱石のうち透明でスカイブルーの色調のものをアクアマリンと呼び、同じ石仲間のエメラルドより低価格(と言っても現在は高騰中です)で市販品の多くは緑色から黄褐色の緑柱石を熱処理したものです。その多くはブラジル・ミナスジェライス州で採れます。特に、ベロオリゾンテから約100Km離れたイタビラ鉱山のサンタマリアで採れるアクアマリンは最高品質で、「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれ大変希少性の高い石です。その濃くて深い色は他に類を見ません。その他黄色系の緑柱石をゴールデンベリルと呼び、私はこの色調も大好きです。カジュアルに良し、フォーマルに良しの素敵な石です。べリル系の石はテリが勝負、石の中から放つ独特の深みのある光を見出した時の喜びは言葉にできないほどです。

さて、同じブルーの石でもこちらはトパーズ石英(水晶)より少し硬いケイ酸塩鉱物で放射線処理をされた石です。放射線と言っても、ある特定の機関で合法的に加工処理されますので、人体に影響はないと言われています。1990年くらいから盛んに市場に出回るようになった石です。アクアマリンに比べ安価のため、気軽に身に付けるジュエリーとして大変人気が高いです。
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大き目のゴロっとした石をあしらった大胆なリングや大き目のペンダントを身に着けると、この時期実に涼やかな気持ちになれるものです。

「アクアマリン」と「ブルートパーズ」同じようなブルー系の石、どうやって見分けるの?とよく聞かれますが、それは長年の経験かな?としか答えようがありません。どちらかといえば、アクアマリンは明るめで石の中からキラキラ光るテリを備えていること、ブルートパーズはどちらかといえば沈みこんだブルーと言えば良いのでしょうか。適切な言葉が見つかりませんが、「石は触ってみろ!」と師匠に叩き込まれたように、まずは触ってみて石の温度を感じることから始められたら如何でしょうか?厳しい日本の夏を何とかこのふたつのブルーで乗り切って頂きたいと願います。

※私の好きな逸話とは・・・何十年か前にそれはそれは美しいミス・ブラジルがいました。彼女の目の色は世にも美しいマリンブルーでした。彼女の名を冠した「Marta Rocha」が市場に出回ったのはほんの一瞬でしたが、私は今でもその石の色を忘れたことはありません。良い石との出会いは、人との出会いにも通じるのかもしれません。一期一会をこれからも大切にしたいと思っています。

by beijaflorspbr | 2011-08-02 23:34 | Jewelly