ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

beijaflors.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2019年 03月 29日

ブラジル版オレオレ詐欺!?

ブラジル版オレオレ詐欺!?_f0146587_09341435.jpg
ある日の午前中…我が家にある2台の固定電話のうち、私が絶対に出ない方の電話が鳴りました。そちらはトリオさんが仕事仲間や業者と連絡を取る昔から家にある固定電話です。もう一台は、主に家族や身近な友達との連絡を取り合うプライベート専用回線です。今はほとんどがDMやSMSを使うため、あまり電話はかからなくなりましたが、ポルタリア(門番)にお客さんが来た、というような時は、今でも必ず許可を求める電話がかかってきます。さて…聞くともなく聞いていると、こんなやり取りが。。。
以下登場人物 T・・・夫のトリオさん、S・・・詐欺を働こうとしたニセの甥

T「何の用?」
S「今エストラーダ(高速道路)にいるんだけど、車が壊れたんだよね」
T「おまえ、誰?」
S「オレだよ、オレ。甥の…」
T「おまえMか?」Mは本当の甥の名
S「そうだよ、オレMだよ。おじさん、直ぐに保険会社に電話してくれない?電話番号は…」
T「分かった、こっちから電話するから」
と言って一旦電話を切りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私「その電話おかしいよ、何で普段お付き合いもないウチにMが電話してくるの?普通そういう困った時は自分の親に真っ先に電話するものでしょ?それに電話がウチに掛けられるのに、何故保険会社に直接かけないの?その電話番号が詐欺かも。明らかに騙されてるかもしれないから、直ぐに実の親のP(義弟)かJ(義妹)に電話してMが本当に運転中か確認しなよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Jに電話をすると、家に居て、直ぐに息子に確認を取ってくれました。息子のMは、早朝からサンパウロ市内の会社で一生懸命仕事をしていたそうで、悪戯電話と判明。多分、その後こちらが相手をしたら、保険会社を名乗った先で騙されるか、高速道路にいてお金の持ち合わせがないから、お金を送金してくれないか?というような話になったかもしれず、大変危ないところでした。以前私が日本に帰っている間にも1度同様の電話があったそうですが、「家に取りに来い」と言って事なきを得ました。大体トリオさんはネットバンキングが出来ないので、送金は家にいるときは絶対に出来ません。家に現金もたいして置いていないので、その点はちょっと安心なのですが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そこまで確認が取れた上で、もう一度詐欺師のニセ甥Sから電話がかかってきました。
S「おじさん、(保険会社に)電話してくれた?」
T 大声で「おまえいったい何もんだ、こっちをだまそうとしているんだろ。もうこっちは何もかも分かっているんだぞ。お前はMじゃないな?お前の電話番号を今すぐ警察に突き出してやるから覚悟しろよな!」
とこちらがいうとブツブツ言い訳をしながらブチッと向こうが電話を切ったそうです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いやはや・・・怖い怖い。邦字新聞にも出ていましたが、日系人でも時々騙される人がいて、それは残念ながら高齢者が多いということでした。「息子」や「甥」や「孫」というキーワードが入ると、うっかりすれば本気にするかもしれません。皆さまもどうかお気を付けください。というか、日本人の私だったら、ポルトガル語が難解で、そこまでの話が進むとは思えませんが…。しかも大阪のおばちゃんは日本一騙されないと言いますから(笑)
このビデオに出てくる78歳のおばあちゃんは、クレジットカード詐欺に遭い、2万Reais(約57万円)を騙し取られたそうで、気の毒です。ブラジルでは「保険会社」「郵便局」「警察」などと言って高齢者から金品を騙し取る犯罪が多いようですね。一歩間違えたら騙されそうになったかもしれない我が家を反面教師として。どうか皆さまお気を付けください。


# by beijaflorspbr | 2019-03-29 18:00 | サンパウロ生活情報
2019年 03月 28日

有難いファッシネイラ(お掃除おばちゃん)

19歳の時から庭師として我が家に働きに来ていた男の子Jくんが、30代後半になり、毎日から週2日、そして午前中だけというように我が家との縁は細々と繋がっていました。ところが、昨年からどんどん家に働きに来なくなり、たまにかかる電話の情報を纏めると、「最近良い仕事が見つかって、そこはフルタイムなんだ。時には週末も行かなくてはいけないので、もうそこに(我が家)行けなくなった」と。我々も年なので、今から新しい人を雇うのもしんどいため、我々の力の及ぶ範囲で少しずつ適当に掃除をしていました。しかし、どうしても隅々までと言うわけに行かず、何となく埃っぽいよね~などと愚痴をこぼしながらも「埃で死なないもんね」なんて開き直っていました。それを見かねた娘が、「(自分の家で使っている)Diarista(お掃除おばさん)のお隣さんが仕事を探しているらしいの。パパとママも広い家のお掃除大変でしょ?頼む?」「そうだね、もう体力的にも手に負えなくなってきているからお願いしようかな?」という話の流れになり、昨日初めて我が家に来てくれました。彼女は未だ32歳、見るからに若く、元気が良い。この仕事に関しては十分な経験もあり、感心するくらい良く動きます。まずは上の部屋からひとつひとつお掃除をお願いしました。ちょこちょこ様子を見に行くと、実に丁寧なお掃除ぶり。隅々まで…なんて生易しいものではなく、全ての棚の中、引き出し、壁まで綺麗に拭き上げるため、一部屋に3時間~4時間もかけて頑張ってお掃除をしてくれました。午後になり自室に入ってみると・・・柔らかな西日を受けたお部屋が何だかピッカピカに輝いてみえました。「本棚のたくさんの本も全部出して埃を取っておいたからね」と。綺麗になったお部屋というのは、ホテルの良くお掃除されたお部屋と似ているんだな、と新鮮な気持ちになりました。長らく忘れていた澄み切った空気に「あーー本当に来てもらって良かったねえ」と。この国で人を雇うのは信用問題もあるため、どうしても躊躇してしまっていましたが、彼女なら大丈夫かな?と。来週は残り2部屋と台所、そしてこれまた広いリビングをやっつけてもらわねば…。当分は付きっ切りで家のメンテナンスに徹しようと決意を新たにしました。
有難いファッシネイラ(お掃除おばちゃん)_f0146587_21402180.jpg
お風呂に入るのが躊躇われるくらいピッカピカのBOX、久しぶりに向こうが良く見えました(笑)浴槽も綺麗になって…。
有難いファッシネイラ(お掃除おばちゃん)_f0146587_21591855.jpg
この夜は疲れもありましたが、気分が良くてグッスリ眠れたのは言うまでもないことです。本当にありがとうBさん。


# by beijaflorspbr | 2019-03-28 22:00 | サンパウロ生活情報
2019年 03月 27日

お別れランチは豚カツ【日本日記】

いよいよ明日ブラジルへ出発という日、ブラジルに持って帰るお菓子や食糧品を買うついでに、お昼休みに息子を呼び出して一緒にランチしました。選んだのは豚カツ、場所は近鉄ハルカスの「粋花KYK」先に私が店に入り席を確保。ほどなく汗を掻きながら走ってきました。まずはミニ梅酒でカンパイ。
お別れランチは豚カツ【日本日記】_f0146587_21205200.jpg
私がお願いしたセットは、カツ類の量が多かったので半分は息子に進呈しました。
お別れランチは豚カツ【日本日記】_f0146587_21213008.jpg
息子は地味目な豚カツセットを頼んでいましたが、このお店の良いところは、ご飯・味噌汁・サラダがお替り自由ということ。
お別れランチは豚カツ【日本日記】_f0146587_21221669.jpg
「盛ってください」とムスコ、「はぁ?」「大盛りでお願いします」「はい、かしこまりました!」超大盛りを3回お替りしました(笑)ごはんは4杯?良く食べます。。。
お別れランチは豚カツ【日本日記】_f0146587_21224150.jpg
最後は柚子シャーベットでさっぱり。食事が終わると、飛んで行きました。いやはや…楽しいランチでした。
お別れランチは豚カツ【日本日記】_f0146587_21230140.jpg
山のような荷物を持って、電車で帰りました。夜は、デパートで買った鰹のタタキや鶏のから揚げをたくさん作ってたっぷり食べさせました。いよいよお別れか…という感慨もなく、荷造りに追われる母子(息子)なのでした。現実は厳しいなあ。。。


# by beijaflorspbr | 2019-03-27 21:36 | 日本の美味しいもの
2019年 03月 26日

我が育児を振り返る

私の場合・・・
①一人目が産まれた状況
一人目を授かったのは、ブラジルに住むようになって直ぐのことでした。右も左も言葉すら分からない不安な状況の中での出産が心細くて、日本に帰国して出産することにしました。しかしながら、長旅の疲れからか、2か月も早く早産してしまい、その女の子は未熟児として過酷な人生をスタートさせなければなりませんでした。
②二人目が産まれた状況
二人目を授かったのは、長女が1歳半くらいの時でした。流石に一人乳児を連れての帰国は無理だと判断し、サンパウロの産院で産むことにしました。二人目も女の子、そして利発そうなしっかりした顔をしていました。握りしめた拳があまりに強くて、ビックリしたのを覚えています。
③三人目が産まれた状況
三人目を授かったのは、上の子が6歳と4歳の時でした。月満ちて産まれたのは待望の男の子。2人目との間が空きすぎて、新たな子育てをするような新鮮な気持ちでした。但し、かなり子どもに甘い母親になってしまい、手を掛け過ぎてなかなか本人が自立できなかったように思います。

3人の子育ての中で、あれやこれや大変だったことはあまり覚えておらず、楽しかったことや嬉しかったシーンばかりが思い出されるのは、神様の母親へのプレゼントなのかもしれません。子どもを憎みながら育てる母親などいるはずがありません。
-------------------
何故突然このような過去のことを書いたかと申しますと、ずっと前から気になっていた「豊田市のみつご虐待死事件」の母親に対する名古屋高等裁判所の判決が言い渡された件が心に引っかかっていたからです。今日のNHKニュース9でも取り上げられましたが、子育ては例え一人でもかなり過酷です。それなのに3人の子育てなど、到底考えられません。想像を絶する子育ての過酷さに、母親は次第に追い詰められて行ったのかもしれません。でも、子どもにとって母親を選ぶことは絶対にできません。この豊田市の母親が、懲役刑ではなく、執行猶予の刑に服し、自宅で次男の霊を弔いつつ、残る2人の子どもたちを育てながら罪を償うことができるよう、一人の母親として心から願う次第です。身近に産まれた孫を見守る中で、子どもの成長ぶりを日に日に実感することが出来ると同時に、その大変さが良く分かりました。子育ては決して後戻りできないのだと思います。後悔してもそれを決して取り戻すことは出来ません。現在愛情を持って育てている娘ですら、あまりの疲労感と万年寝不足から時には苛立って声を荒げることもあります。先日は具合が悪い子の面倒を夜通し見ていたと大変疲れた表情で話してくれました。でもそれは誰もが通る道、過ぎ去ってしまったら、どんなに大変でも全て忘れてしまうものなので、心配は要らないと楽観しています。この件に関しては賛否両論あるかもしれませんが、私の考えは自然な形で残された2人の子どもをお母さんが育ててあげられるように裁判所に温情を望む次第です。授かった命を、将来に繋いでいくのは母親を置いて他にはいません。

★この件に関して議論はしたくないし、する立場にありませんのでコメント欄は閉めさせて頂きます。もし賛同される方がいらしたら、Change.orgで署名して頂けたらと思います。その際は、罪状内容を良くお読みください。


# by beijaflorspbr | 2019-03-26 22:44 | 家族
2019年 03月 25日

従姉のお供で携帯キャリア変更手続きと回転寿司

もうちょっとだけ昨年12月の日記が残っていますので、続けさせて頂こうと思います。日本で過ごした一日一日がとても大切なもののように思えるからです。この日(ブラジルに帰る3日前)、近所に住む従姉のMちゃんのお供で、携帯電話の機種変更手続きに付いて行きました。Mちゃんは、長年Dユーザーで、端末代を支払い終わった今でも月に約8,000円の通話料を支払い続けている、とのことで私もビックリ。こういったことに詳しい若者の息子に調べさせ、色々検討したところ、「MVNO(格安携帯会社)に替えたら、かなり節約できるで~」とのこと。私自身も、2年以上前からスマホ用SIMだけを某MVNO業者と契約して毎月1,000円弱を支払っています。帰国する度にSIMを契約するのも面倒くさいことと、私が留守中も家族がSIMを入れ替えて使えるからです。結局この日大手キャリアのA社にも行ってみましたが、料金体系を詳しく訊くとあまりD社と最終支払額が変わらなかったため、止めました。携帯端末代は分割で支払えるものの、アップルショップで直接購入するよりもかなり高い価格設定です。あまりに強気な端末の価格設定に驚愕しました。分割にすると、「ああ、これなら十分支払えるな」と思わせるのがミソ、でも我々年配者はこれからは年金を賢く使っていかないと行き詰ります。A社を断念し、というよりほぼ呆れ顔で店を後にし、家電量販店Eへ行きました。そのお店には「MVNO乗り換えコーナー」が設けられており、女性店員が最初から親切に相談に乗ってくださいました。キャリアはY系のMVNO業者で携帯端末もAndroidから新品のiPhoneへと変更したのにも関わらず、かなり月々の料金がお安くなりました。しかしながら、手続きが少し煩雑でかなり時間が罹りました。ついでにMちゃんの家のインターネットもケーブル系のJ社からS社に変更したため、更に時間を取られました。それでも、きっと今後はかなり安心して快適な携帯及びネットライフが送れそうで、安心してブラジルに帰ることができそうです。手続きに3時間以上は罹ったかな?お昼をかなり過ぎた頃、これまた近所の「くら寿司」で遅い昼食を二人で頂きました。ブラジルに帰る前はやっぱりお鮨がいいな~ということで。
従姉のお供で携帯キャリア変更手続きと回転寿司_f0146587_22055588.jpg
お腹が空いていたせいもあり、無我夢中で爆食(笑)茶碗蒸しは必ず頂きますよ。
従姉のお供で携帯キャリア変更手続きと回転寿司_f0146587_22060191.jpg
美味しかった~ご馳走さまでした!少食のMちゃんは、私の半分くらいしか食べませんでした。だから細いのね~(*_*)
従姉のお供で携帯キャリア変更手続きと回転寿司_f0146587_22054939.jpg
デザートは、Mちゃんはマンゴかき氷で私はババロアを頂きました。ババロアの上にミニたい焼きが載っているのが可愛い。
従姉のお供で携帯キャリア変更手続きと回転寿司_f0146587_22065598.jpg
家に帰ったのは午後3時過ぎでしたが、そこから一生懸命荷造りに励みました。どう入れても全部入らず3個口になってしまいそうで、この時は気が重かったなあ。。。頼まれものが多過ぎ!でも仕方がないので、悔しいけれど、自分のものを降ろしてでも家族のものを優先させました。


# by beijaflorspbr | 2019-03-25 22:19 | 家族