ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2018年 02月 06日 ( 1 )


2018年 02月 06日

アナウンサーの急死に思うこと(独り言)

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元フジテレビのアナウンサー有賀さつきさんが1月末に亡くなられていたことが分かった、というニュースを受け、少なからずショックを隠し切れなかった。私が有賀さんと面識があると言うわけではないが、同じ闘病経験者としての意見を少しだけ述べたい。有賀さんの死を知った時の、フジテレビ及び元同僚が一様に驚きを隠せなかったのは、「本人から病気のことを何も知らされていなかった」という事実。実のお父さまにまで病気を隠していたそうで、本当に驚いてしまった。彼女自身は、厳しいマスコミの世界に身を置きながらも、私生活では結婚・出産・離婚後シングルマザーの子育てを経験し、そのうえ闘病・介護が降りかかってきたそうだ。ちょうど14年前の私の状態にちょっと似ているかもしれない。私は離婚こそしていないが、その当時両親とも体が弱くて、ブラジル⇔日本とを介護のため何度も何度も行き来していた時期があったからだ。ほとほと疲れ果てて「ちょっと入院でもして休みたいな~」などと思った途端に「直腸癌」宣告を受け20日間の入院・手術を経験することになってしまった。それが51歳の時だった。それからの長かった闘病生活や心の迷いについては、このブログ上の「癌と闘う」というカテゴリに何度も書き周りの人たちに健康診断の大切さを訴えてきた。何が言いたいのかというと、私の場合は、私を知る人全てに自身の病状を出来るだけ細かく話し「出来れば私のために祈って欲しい」と図々しくお願いしまくった。つまり一人で祈るのではなく、周りの皆を巻き込んで一緒に病気と闘ってもらう道を選択した。有賀さんの場合はどうだろう?誰も彼女の病気を察してはいたものの、具合が悪いことを聞いていなかったという人ばかりだった。私がもし有賀さんの友達だったら、有賀さんが無言で天国に旅立ってしまったことに対してきっと激怒することだろう。何故祈らせてくれなかったの?何故悩みを打ち明けてくれなかったの?水臭いよ…取り縋って泣くだろう。15歳の娘さんが遺されたそうだが、その将来も心配だ。人の何倍も幸せになって欲しいなどとふと思ってしまった。孤軍奮闘は良いが、皆を巻き込むことも大切だよ、と今は亡き有賀さんに教えてあげたかった・・・今は痛みや苦しみから解放されて楽になられたことだろう。有賀さんのご冥福をお祈りいたします。

by beijaflorspbr | 2018-02-06 18:00 |