ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2018年 09月 17日

悲しい朝

唯一無二の大女優・樹木希林さんが75歳で亡くなられました。5年前から全身がんを患いながらも女優業を最後まで続け「生涯現役」を貫いたお姿は本当にご立派でした。私が樹木希林さんの映画の中で、何と言っても一番印象的なのは「東京タワー、オカンとボクと、時々、オトン」でした。
この前に原作本を買って読んだ母が「この本は本当に良かった、感動したわ」と言っていたものの、当時時間がなくて読めなかったのですが、母が亡くなった後、ゆっくりじっくり味わうように読みました。もう涙また涙でした。。。。。。
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何故胃がん末期だった母にこの本を読ませてしまったんだろう?自問自答をし、自分を責めました。母は読了した時に、何を考えたのでしょう?もちろん体調不良の自身の体を案じ、不安になったのではないか?今考えると申し訳なくてたまらない気持ちになります。樹木希林さんの生きざま、そして残された言葉の数々はこれからの人生を生きていくうえでの学びになりました。
『今は仕事のブッキングも全部、自分でやっています。そうじゃないと、人の人生までブッキングしちゃうからさ。がんを持病として持っているし、そういう身体であることがすごく歯止めになっている』
この言葉は、同じ癌を経験した者にとっては頷ける言葉でした。歯止め、と言う言葉を樹木希林さんは使われていますが、手かせ足かせのようになり、自制できるようになるのも事実だと思います。自分の限界を超えるような無理ばかりを重ねた病気前、自分の限界を知るようになり、見極められるようになった病後。退院して娘に付き添われながら車椅子で帰ってきたサンパウロの自宅で家族に言われた一言…

「ママ、これからはゆっくり生きようね」

自分を必要とし、神様に生かされているうちは精一杯人生を生き抜こう。改めてそんなことを決意した少し悲しい朝。実は昨晩から突然の眩暈で気分が悪く、最悪の体調になってしまいました。こんな時は絶対に無理をせず、ひたすら休養に努めたいと思っています。どうか明日までには回復しますように!

改めて偉大な女優、樹木希林さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。たくさんの素敵な演技を見せて頂き、本当にありがとうございました。


by beijaflorspbr | 2018-09-17 23:05 |


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