ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2018年 08月 14日

思わず安否確認をしてしまう親バカ

子ども二人を置いているある地方都市で、全国でも有名になってしまった不名誉な事件が起こった。いくらなんでもその事件は恥ずかしい。警察署から逃走した凶悪犯は現在も逃走中とのこと…。そこで過保護な母親としてはあまりに心配になり、子どもに連絡を取った。
「あんた大丈夫?」
「うん、あああれ(事件)ね」
「戸締りちゃんとしてる?」
「うん、毎日暑いから締め切ってクーラーかけっぱなしやで」
「そうか・・・」
「それに大家さんがベランダに付けてくれた防犯カメラもあるから大丈夫やと思う」
「(マンションの)出入り口もオートロックだしね。。。」
「まあな、あれはあまり宛てにできひんけど」
「職質(職務質問)受けてない?」
「被疑者を逃がしておいて今更罪もない市民に職質やなんて論外やわ」
「パトカー巡回している?」
「前は回っとったけど、今は全然(*_*)」
つまり警察署や市役所がある田舎町のメインストリート(笑)は駅向こうの南側、自宅があるのは駅の北側なので、雰囲気は全く違う。例え5キロでも離れていると少し安心なのは何故だろう?話題になっている警察署へは、免許証の更新手続きや、遺失物届などで数年に1回しか行かないところだけれど、署員の皆さんは概ね親切な方ばかりだ。ついでに言うと、お隣の市役所の職員も皆善意に溢れた素朴な方ばかり。なかなか居心地の良い地方都市なのに、多くの報道陣が押し掛けこんなにクローズアップされたことに却って戸惑いを覚える。治安の悪い国から帰国すると、この田舎町が無性に居心地が良く、安心して夜間も平気で歩いていたのに…。ところが、夜遅く駅に着くと、最近は息子が迎えに出てくれるようになった。
「最近この辺治安が悪いらしいで」
「そうなの?私はもうおばあちゃんだから大丈夫だと思うよ」
「おかあちゃん、金持ってるやろ?」
「うんうん、、、あまり持っていないけど、ちょっとは持ってる」
「そんな人を狙うやつもいてるんやて」
「ふーんなるほど。。。」
(一部大阪弁で分かりにくくてすみません)
連日の報道であの狭い国道170号線が映る度に、懐かしさを覚えるのは私だけかしら?海外に居るので対岸の火事のような気分で、実際に危ない思いをされている市民の方には申し訳ない気持ち。どうかどうか今回の事件だけは、被疑者が早く捕まりますように!!ウォーキングを兼ねて良く歩く市役所・警察署・郵便局・コンビニなどがテレビに映ると地元に帰ったようで、それはそれで嬉しい。
思わず安否確認をしてしまう親バカ_f0146587_18381072.jpg
一日も早く犯人が捕まり事件が解決して欲しいものだ。そしてまたお友達や家族を集めてお料理をたくさん作って楽しく宴会がしたい。こんな状態だと、夜の外出も控えなくてはならないから。温かい人がたくさん住む地元に早く帰りたい。

※…今回地元の風景写真を探してみると、全く見つかりませんでした。そういえば帰国をすると、近所を散歩するよりも、電車に乗って遠くへ出かける機会の方が多く、地元の写真は全く撮っていませんでした。たまには地元にスポットを当ててみようかな?とつくづく思いましたっけ。因みに娘は2泊3日のキャンプに参加しているので不在でした。


by beijaflorspbr | 2018-08-14 18:59 | 家族


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