ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2015年 06月 30日

乗り鉄おばさんとしては…。

もうそろそろ休もうと思っていた矢先に入ってきたネット速報に衝撃を受けた。

神奈川県、小田原市を走行中の東海道新幹線のぞみ225号(東京発新大阪行き)内で乗客2名が死亡した火災について..........
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ずっと日本帰国時の旅行記をしたためている時に起こった新幹線内でのとんでもない事故のニュース。新幹線は今や老若男女、誰もが気軽に移動手段として使う乗り物だ。もちろん、中には飛行機嫌いで陸の方が安心だから新幹線しか使わない、と拘っている人もいるかもしれない。私が新幹線に乗るのは、レールパスを使う期間に限られる。レールパスの規定により「のぞみ」に乗る資格はなく「ひかり」か「こだま」に限られる。何も知らない親戚や友人が今回のニュースを見て、私が該当の車両に乗っていなかったんだろうか?と心配してくれたかもしれない。2011年3月11日の大震災の日に、私が東京に居た時のように。「まさか東京にいないよね?」あの文章は忘れることが出来ない。このブログを読んで下さっている方は、既に私が5月末にはサンパウロに戻ってきていることはご存知のことと思う。
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さて、長年新幹線に乗っている私(何しろ、新幹線が開通した1964年当時から乗っていた)イレギュラーなことはあったのだろうか?思い出としては、今から約20年前東京発新大阪行き最終の「ひかり」に乗った時、金曜日だったこともあり、自由席も満席で立錐の余地なく、浜松まで通路で立っていたことがあった。浜松で漸く座れた時は、座席で涙が止まらなかったのを覚えている。その辛かった経験から、その後新幹線に乗車する時は、ある程度余裕を持って並ぶようになった。大阪に帰れない時は、もし指定席が取れない場合に並ぶのは自由席2号車の後方(つまり1号車寄り)。何故ならば、奇数車にはトイレが付いているため、座席数が少ないので、混んでいる時は座席数の多い偶数号車(2,4号車)が狙いだというのはしっかり頭に入っている。今回の犯罪は、ひとりの心ない男が起こした事件だが、誰しもが該当の車両に乗る可能性を秘めていたはずだ。では今後再犯を防ぐにはどうするのか?以前フランスとイギリスを結ぶユーロスターでも、上海のリニアモーターカーに乗る時も、荷物検査を受けた記憶がある。上海では、帰国の際に大きなスーツケースを持っていただけで地下鉄でも荷物検査を受けたことがあった。果たして日本の新幹線も今後こういった防犯対策が必要になるのだろうか?利用者の多い新幹線に乗る時に、毎回荷物検査…なんてことになったら、どれだけ構内が混乱を来たすことだろう。考えただけでもぞっとしてきた。今は以前に比べて、大きなスーツケースやバックパックで移動をしている外国人が激増しているので、余計に混乱を来たすことだろう。例えば新幹線の入口(最近の新幹線は乗り下りの際にピーンと音がする所)で、爆発物や危険物などを自動感知するようなシステムを設置することは出来ないのだろうか。それと、もっと大きな問題は、乗り物に於ける乗客同士の無関心さなのかもしれない。もし不審者が車内にいれば誰もが簡単に乗務員に通報できるようなシステムは作れないものだろうか。乗客が気軽に情報交換をして団結して通報するというようなシステムは作れないものだろうか。今や誰もが携帯電話を持つ時代ゆえ、万が一の緊急連絡先などを列車ごとに設けるというのはどうだろう?頭の悪いおばさんがどう考えても妙案は浮かばない。心躍る新幹線での旅が、これ以上心ない人に汚されないよう祈るばかりだ。列車の旅は楽しくワクワクするもので有り続けて欲しい。犠牲になられた女性のご冥福をお祈りするばかりだ(合掌)


by beijaflorspbr | 2015-06-30 22:36 | ニュース


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