ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2014年 01月 30日

サンパウロに暮らすということ(雑感)

今日は独り言です(って毎日ほとんど独り言なのですが…)。暑い毎日が続いています。湿気はないものの、直射日光は非常にきつく、今更ながら日本から帽子を持って来て本当に良かった、と思いました。こちらの人たちは、紫外線に強いのか、あまり帽子を被ったり日傘を差している人はほとんどいません。何人かの人は、サングラスをかけ目を守っていますが、ほとんどの人が素のまま。我が家も私は帽子をしっかり被っていますが、トリオさんはそのまんま。だから真っ赤な顔をしています。昨日も、頑張って2駅分歩いたのですが、もうヘロヘロヨレヨレでした。それでもパウリスタは働き者だし、何よりとっても元気!そんなパワーをいっぱい感じるサンパウロの街です。
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良く「治安はどうなの?」と訊かれますが、普通に歩いていて強盗に遭ったりスリに遭ったりということはないとは言えませんが、気を付けていたら自分の身は最低限守ることが出来ると思います。但し、一部のスラム街やセントロの危ない地区には近寄らない、夜間の不要な外出は控える、などは当たり前のことです。駐在で来られた奥さん方も、比較的自由に市内を楽しく闊歩しておられますよ。今の駐在員の方とはあまりお付き合いはありませんが、昔の駐在奥さまたちは、大学や高校に入って本格的にポルトガル語を勉強するツワモノもたくさんおられました。今のように「美味しいお店」や「見て楽しいお店」があまりなかったせいもありますが。サンパウロは日系人も多く住んでいる関係で「ポルトガル語を覚えなくても何とか生活できる」という声もチラホラ聞こえてはきますが、それは嘘です。外国で日本語だけで通じるはずがありません。「何とか通じる程度」ではなく「日々楽しく生活を送るため」にはポルトガル語の基礎学習は必須科目です。今何らかの事情でポルトガル語を学んでおらず、自由に自分の言いたいことが言えない方は、独学でも良いので是非是非ポルトガル語を早急に学び、ブラジル人とたくさん話す機会を設けてください。フェイラで値切るのは朝飯前、日常会話の中で冗談が通じるようになればしめたもんです。習うより慣れろ、と言いますが言語だけは基礎学習が必須なのではないでしょうか。周りのほぼ全員が『ポルトガル語教師』と考えると、学びの場は無限にあるということですよねえ。
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今でも忘れられないのが、昔子どもを学校に送って行った私の友人がうっかりエプロンを付けたまま住人・客用エレベーター(Elevador de Social)に乗ってしまったそうです(注:こちらの中上流家庭ではお手伝いを雇うのが当たり前)。一緒になったそのアパートのマダムが「あなた、私の家のお手伝いにならない?」と本気でスカウトされたのだとか。度胸の据わった彼女「そうね、考えておくわね!」と笑顔で別れたその後、何日か経過したある日、パーティーがあってご主人とともにドレスアップした彼女とくだんの住人が顔を合わせた時のビックリした顔、見せたかった!---と。・・・ということは、アパートのマダムは友人のことを本気でお手伝いさんだと信じていた、ということでしょう。意外に階級がはっきりしているこの国ですので、普通の奥さん(マダム)は絶対にエプロン姿に買い物かごでは外に出ない、(赤ちゃんの時から)子どもに皮靴を履かせる、高級レストランや高級店に子どもは連れて行かないなど、いくつかのルールはあります。それらも何も知らないでこの国で暮らしているとちょっと恥をかくこともあるかもしれません。ポルトガル語は私自身学校にも長年通い苦労をしましたが、一番の勉強はTV GloboのJornal Nacionalです。毎日夜8時半から流れる正統派ニュース番組です。これだけはこの30何年間欠かさず視聴し、標準語の美しい発音の男性キャスターを勝手に「Boner先生」と呼んでいます(笑)できれば夜のニュースだけではなく、ローカルニュースも含めて朝のニュースも務めて視聴すると、かなり分かるようになりますし、今何が起こっているかも良く解ります。映像は何よりの先生です。NHKも良いですが、ニュースの時間だけはGloboにチャンネルを変えて、ポルトガル語に触れましょう。
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今週の28日火曜日からケーブル会社最大手の「NET」がチャンネルを大幅に替えました。日本人に一番馴染みのあるNHKは'147'から'207'に変更。このAviso(連絡事項)はかなり前から画面に出ていました。「聞いてないよ!」と怒る前にちゃんと画面の表示を正確に読めるポルトガル語力は身に付けたいものです。本当はここで事前に「変わるみたいよー」と情報を流せたのかもしれませんが、あまりにも分かりやすい表示法だったため、敢えて書きませんでした。という私も未だ毎日'147'じゃなくて'207'と呪文を唱えていますが。。。。いやはや頭が固くなったもんです。諦めないでポルトガル語を勉強しましょう、というおばさんのささやかなご提案でした。私ももっと勉強しなくちゃ…。今日も[Canamidade Publica]という言葉が分かりませんでした。これは公共災害、や災難と言った意味だそうです。今年に入って降雨のせいか、洪水の被害が後を絶たない、その対策がどれほど進んでいるか、というニュース内容でした。ああ、分かってすっきりした・・・・。


by beijaflorspbr | 2014-01-30 21:26 | サンパウロ生活情報


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