ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2012年 06月 21日

婚約指輪に思うこと・・・②職人さんとの相談

使用する素材(ダイヤ)が決まったら、デザインを決めます。お客さまには、出来るだけ多くの店を回って、指にはめてみてフィット感を実際に体験してくださいとお願いしておきます。気に入ったデザインは、頭の中で記憶し、それをそのまま伝えて頂いてデザイナーと相談してデザイン画をおこします。何枚かをラフで描いた後、もし気に入らなければもう一度と何度でも書き直しをお願いします。良くお客さまが仰るのは、「デザイン画を見てもピンとこない。これがどのように出来上がっていくのかが想像できない…」と。そこはプロが見て、その方の指の形や好みや雰囲気に応じて柔軟にお話を詰めていきます。デザイン画をお客様に決めて頂けば次はデザイナー・職人・コーディネーターが動き始めます。手作り作品はどこまでも細かく指示できるか、というところにメリットがあるわけですから、なるべく細かく的確な指示が求められます。

①デザインの細かいところまで指示(横から見た高さ、腕の太さ、爪の留め方、メレダイヤの大きさなど)
②素材を決める(プラチナ900・18金のイエローかホワイトかなど)
*近年は地金高騰の影響でホワイトゴールドも使われていますが、ことエンゲージ・マリッジリングに関しては、相変わらず「プラチナ」信仰が根強いです。
③お客さまの指を正確に計測する。これは0,5ミリ単位まで指示可能。
*リング部分の腕が太い場合は、実際のサイズより0,5くらい大きめにした方が無難です。
④おおよその加工賃の相談
⑤大体の納期を相談
*手作り品の場合は、およそ3週間です。急ぎの場合は2週間くらいで仕上げて頂く場合もあります。
⑥基本的な台座が出来た時に一度フィット感をチェックをする。

以上ここまでを決めて職人さんの手に委ねます。考えてみるとかなり細かい作業です。綺麗に磨かれ出来上がってきた指輪はどれもこれも美しいですが、舞台裏の職人さんの工房はこの通り、常に戦場のような雰囲気です。はっきり言えばゆっくり座ることもできないし、とても埃っぽい場所です。
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(写真の中でグリーンの粉がたくさん散っているのは、手作り作品では「ゴム型」を必ず作るため、削り取ったゴムのカスが散っているのです)
次はいよいよ手作りの指輪が出来上がり、お客さまへお渡しするプロセスをお話しましょう。

by beijaflorspbr | 2012-06-21 23:47 | Jewelly


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