ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2011年 12月 15日

「ごんべ」のおやじさんさようなら

サンパウロ新聞にこんな記事が掲載されていて驚きました。赤提灯のTomaz Gonzagaに長くからある「焼きとりごんべ」はコロニアの方や少し古い駐在員の方々に愛されたお店ではなかったでしょうか。古い日本家屋の風情をそのまま残した創りは落ち着く空間でもありました。最近、その同じ通りは日本食の激戦区となり、大手ヤマト食品がプロデュースする「エスパッソ和」がオープンしてからは客足がめっきり減ったそうです。私も何度もこの店に通い、無愛想なご主人和田さんは存知あげていました。無愛想でもお仕事はきちんとされ、客を待たせず美味しい食事を提供し続けるその誠意がとても好きでした。1階と2階を何度も行き来し、いつも店の中で一番働く方でした。
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過去ログにもお気に入り店「ごんべ」の記事は何度も書いています。2008年1月6日2010年7月24日2011年8月15日、こんなレトロで素朴なお店が私は好きでした。ごんべの昼定食の写真を見ていると、自然に一緒に食事をした友達や家族のことが思い出されます。エルもこの店の「めかじきの味噌漬け炭火焼き」が大好きで時々は食べにいっていたようです。ごんべのご主人、和田さんのご冥福を心よりお祈りします。

by beijaflorspbr | 2011-12-15 19:03 | 思い出 | Trackback


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