ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2011年 02月 06日

堀江 泰子先生米寿のお祝・・・②

堀江先生のご長男正純さんやご長女ひろ子さんの歯切れの良い司会で、会場はもう和気藹々・・・。みや子さんは一番若いだけあって遊軍で大活躍。さわちゃんも忙しそうに走り回っていました。
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ふと私のまん前の一人の女性に目が留まりました。「あれえ?のりこさん?のりこさんだよね?わあ懐かしい!!!3?年ぶり!?」のりこさんは、私が堀江家に居候をさせて頂いていた時に、先生の内弟子として住みこんでいらした方です。私が一番お世話になったと言っても過言ではない身近な方でした。当時、テレビや雑誌のお仕事が次第に忙しくなって来られた先生を手助けするために、住み込みの内弟子(お手伝いさん)の募集広告を週刊誌「女性自身」に掲載され、1番に応募した勇気ある女性です。

のりこさんは当時短大に通いながら本屋さんでアルバイトをしていたために、一日早くその記事が目にとまって一番に堀江先生に電話をかけて採用されました。秋田出身の色白な優しい方で、一人っ子、しかもお料理とは全く関係ない分野からの挑戦でした。私は今でも目を瞑ると、のりこさんが作ってくださったあの具だくさんのほっこりしたお味噌汁の味が思い浮かびます。それはまさしく心の奥底まで温めてくれるような美味しい美味しいお味噌汁でした。もう一度でいい、食べたいな~とのりこさんに申し上げると、何と!4月から念願叶って小料理屋を始められるそうです。それも大阪で!めでたく開店した暁には一番にのりこさんのお店に駆け付けたいと思います。これまた楽しみ。。。

そののりこさんと私は同時期に堀江家に居候していました。当初、旦那さまは重要なポストに就いてらして、熊本に単身赴任をされていました。ご夫婦の寝室には、泰子先生おひとりで休まれていたため、用心棒代わりに(はなりませんが・・・)私が先生の隣にお布団を敷いて休んでいました。先生のお布団の上げ下げも私の当番でした。いつの頃からか、それがきっと若い私には窮屈になったのか、先生に気兼ねをしたせいか、先生の部屋を飛びだして下の狭いのりこさんの私室に潜り込むようになり、結局最後までそこに居候させてもらいました。

お世話になったのりこさんにお礼を言うこともなく、堀江家を出た私は大阪で就職をして忙しい日々を過ごした後に結婚が決まり、ブラジルに行くことになったのです。当初は年賀状などで一年に何回かお手紙のやり取りをしていました。のりこさんのご主人さまは某自動車メーカーにお勤めで、インドネシアにも駐在していた時期もありました。その後大阪に戻り、定年退職後7年前にご病気でお亡くなりになられたそうです。ひとりになられたのりこさん、働き者だからきっとじっとしていられなかったのかもしれません。これから春にかけて、のりこさんの小料理屋開店が私の大きな楽しみになりそうです。

今日はのりこさんとの思い出話がすっかり長くなってしまいました。パーティーは和やかなうちに佳境に入ってまいりました。美味しそうなお料理もずらりと並んでいます。さあ、どんなものがあるのかしら?すっかりお腹が空いた私ものりこさんと一緒にお料理を頂きに行きましょう。
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まさに色々な年齢層の方々がとっても楽しそうにご歓談されています。
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まずはオードブル、ジャガイモのグラタンや、エビのカナッペが美しく並びます。
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お次はチーズ、ロックフォールチーズなんぞも生意気に頂いてまいります。
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キャビアが(@_@;)もちろん頂きます。しかも山盛り・・・!(^^)!
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な、なんか・・・お皿の上が混みあっています(笑)それもこれも本当に美味しい!味に煩さそうなお客さまが多いパーティーなのでホテル側も気を使われたかもしれませんね。
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ミニパスタも頂いてきました。こんなパーティーの時は、こうした炭水化物を取り忘れて後でお腹が空いてしまうんですよね。
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さあ、頂きましょう!と思ったら何と・・・・とても懐かしい方が立っておられました。ひろ子さんのご主人さまです。昨年ブラジルで「きょうの料理」を観ていたらご本人がご出演されていてビックリ。昔は包丁を握ったこともなかったすなおさんが、今は積極的に「男の料理」に挑戦されていて、しかも孫たちのために有機野菜も育てて食育に励んでおられるそうです。懐かしい何十年ぶりかの再会でした。大学生の時の「腹巻を編んであげますね!」という約束は果たせていません。すみません。。。堀江家に居候していた期間は1年間という短いものでしたが、その1年間で私はどれほどの愛と厳しい教えと温かい心を堀江家の皆さまから頂いたことでしょう。ただただ残念なのは、この場におばあちゃま(泰子先生のお母様)がおられないことです。それほど、おばあちゃまは堀江家の宝物だったのだと思います。原点といっても過言ではないでしょう。おめでたいパーティーのはずなのに、おばあちゃまのことなどを思い出すとどしても感情が波立ってくるのが分かります。ここで「お元気な」泰子先生のご挨拶が始まりました。
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パワフルな泰子先生に圧倒されっぱなし。ここで突然私が先生から指名されました!続きます。

by beijaflorspbr | 2011-02-06 14:56 | 人生 | Trackback


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