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2017年 03月 08日

飲食店での喫煙について…(サンパウロの場合)

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日本では現在「健康増進法改正案」についての議論があちこちでなされています。飲食店で働く従業員やアルバイトの方々が「受動喫煙」に悩まされているとのことで、2020年までに受動喫煙による健康被害のない国に…と議論されている件ですが、私自身は嫌煙家ですので、健康増進法案には大賛成です。しかしながら、愛煙家にしてみると、とんでもない法案だと言うことになるのかもしれません。特に小規模の飲食店や居酒屋、バー、喫茶店などは「ゆっくり煙草を吸える場所」というので、人気を集めているお店もあると聞きます。今となっては信じられない話ですが、昔飛行機も煙草が吸えた時期がありました。私の父は煙草が手放せない人だったため、座席こそ禁煙席を選ぶものの、喫煙スペースに移動して、何度も煙草を吸いに行っていました。病院に入院していた時すら、ベランダに出ては煙草を吸って看護師さんにいつも叱られていたものでした。昔は病院でも、喫煙室が設けられており、一日に何回も歩いて通っていた父の姿をみてはため息をついたのも今では懐かしい想い出です。

さて、ここサンパウロ州では、2009年5月7日から、飲食店や公共の場では全てが禁煙ゾーンの法律が制定されました。それに伴い、どんどん愛煙家の方々の肩身が狭くなり、法律が制定された当時こそ煙草を手に右往左往する方々が店の前では見られましたが、今ではその制度もすっかり定着したように思います。日本の法律がどのように決まるかは興味ある点ですが、基本は両者が良いように向かえば良いのではないか、と思います。私自身は、煙草の匂いを嗅いだだけでくしゃみが止まらないという珍現象が出るので、きっと元々受け入れられない体質なのかもしれません。そういえば、今から8年前の某飲食店での辛かった経験は今でもはっきり覚えています。食べている時だけは、煙草を控えてくださると有難いのですが…。


by beijaflorspbr | 2017-03-08 22:22 | サンパウロ生活情報 | Trackback
2017年 01月 31日

バスの中で感じたこと

日本人は概ね、公共交通機関で大声でプライベートなことを携帯を使って話す人は少ないと思うのですが、サンパウロでは、他人への迷惑は全く考えず、30分でも1時間でも声高に話している人が日常茶飯事。随分慣れたとはいえ、何故ここで話す必要があるの?そんなプライベートなことを大声で話す?電話中に夫婦喧嘩?妻が夫を一方的に責め立てる?週末の予定をバスの中で簡単に決めちゃって良いの?と???だらけ(笑)聞き耳を立てている訳でもないけれど、自然に耳に入るので、意に反して聞いてしまいます。そんな中で、昨日のバス車中では、若いお母さんが案の定長々と話している最中に、1歳にもならない幼い子どもがむずがりだし、最後は大声で泣き始めました。それでもお母さんは平気で話を続けています。どんな神経しているんだろ?と意地悪な中高年のおばさん(私のこと)は冷たい視線を浴びせかけてしまいました。そこは一旦電話を切って子どもの世話をするべきでしょ。子どもがあまりにも大声で泣き続けたので、諦めて「泣き止んだらもう一度電話するわ」と。。。その後持参していたヨーグルトを与え、少し落ち着きました。食べ物を与えている間、一生懸命子どもに話しかけています。「もうすぐお家に帰るわよ、帰ったらお風呂に入って気持ち良くしてあげるね、そしたらね夕飯よ。夕飯は何にしようかな?ごはん・フェイジョン(豆)・野菜の煮込みが良いわね。美味しい美味しいごはん作ってあげるからね…」優しく話しかけているうちにあれだけ泣きじゃくっていた赤んぼが寝始めました。ああそうか、お母さんの優しい声は子守歌なんだな、とそのお母さんを少しだけ見直しました。私もこんな風に優しく話しかけられる母親だったんだろうか?ちょっと反省しました。そのお母さん、子どもが寝入った後に約束通りもう一回電話…。元々話すことが好きな人なんだ、と割り切っているうちに、私の目的地に着いてしまいました。どっちにせよ、私だったら子どもの世話最優先にするけどな、その前にバスに乗らないか…。自分の子育て時代に、携帯電話が普及していなかったことに感謝。日本の電車内でも、スマホに夢中で子どもの世話を二の次にする人をたまに見かけます。時代の流れでそんなことも許容して行かないといけないのかしら?文明の利器に人間が操られないようにしなくては…、昨日観たBDで「考えることは脳を活性化させることだ」というのがありました。考える時間をこれからも大切にして行こうと思いました。
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by beijaflorspbr | 2017-01-31 21:34 | その他 | Trackback
2017年 01月 20日

邦人の両替強盗殺人事件について思う

複数の報道の通り(時事NHK 朝日日経) 、4日前の1月16日午後2時頃、サンパウロ市南部で自動車を運転中に、バイクに乗った二人組の男に、フロントガラス越しに胸を撃たれた日本人男性が亡くなるという悲惨な事件が起こってしまいました。報道によると、旅行代理店で両替後、自動車を運転中に車の窓を開けるよう要求されたが、開けなかったことから正面から撃たれた弾が胸に的中したようです。亡くなられた男性は、40代の駐在員でしたが、所属していた会社側も「(サンパウロが)そんなに危ないところだとは聞いていない」とコメントを出されたように、危ないけれど危なくない・・・といった微妙なサンパウロの現状です。但し、最近「ある特殊犯罪」についてのみ、深刻な事件が多発しているのも事実です。この「特殊犯罪」というのは、ある特定の旅行代理店で外貨を両替した人が何人も立て続けに「二人組のバイクに乗った男」に襲われ、現金や身の回りの物を一切合切奪われるという事件です。該当の旅行代理店の名前は書きませんが、地元では誰でも知っており、身分証明書さえ提示すれば、誰でも簡単に両替出来ることから、長年重宝されてきました。16日(月)に遂に最悪の殺人事件が起こってしまったことから、日本のマスコミでも大々的に取り上げられましたが、私たち当地在住者は、これに関する事件は、在サンパウロ総領事館から度々メールやHPなどを通じて再三再四警告を受けており、皆周知していることでした。実は、私の知人が2-3年前に、同じような犯罪に巻き込まれ、その話を直接知人から聞いてから、その旅行代理店での両替所には一切近付かないようにしていました。以前は、メトロに直結して簡単に行けるため、気軽にちょっと現地通貨のREALが貯まった時などに、US$や日本円にちょこちょこ両替えに通っていましたが、警戒レベルに達してからは、一切その代理店には近付いていません。以前は、帰国の航空チケットなども一括してその代理店にお願いしていましたが、相次ぐ両替強盗事件が起こってからは、その店に近付くのも恐ろしくて止めて代理店も変えてしまいました。こんなお話をすると、これからサンパウロに来られる方は「恐ろしいところだ!」と怖がられるかもしれませんが、ある程度の防犯のルールがあるのも事実です。

話は変わりますが、サンパウロはクレジット(デビット)カードがほぼどこでも使えます。それ故、日本のように纏まった現金を持って歩く必要がほとんどありません。私自身も、夫からもらった現金が昨年からほぼ使う機会がないまま、今日に至っています。大した金額ではありませんが、防犯のために少しだけ現金を所持するようにしています。ブラジル人は貧富の区別なく、ほとんどの人がクレジットカードを所持していて、例えば街角のバールでコーヒー一杯を飲んだとしても、クレジットカードやデビットカードを使う人が多いほどのカード社会です。いつか、現金でコーヒーを飲もうとした時、「お釣りがないからカードにしてくれない?」と言われてビックリしたことがあります。僅か80円のコーヒーすらカードを使えと!?ちょっとしたカルチャーショックに陥りました。その話をすると、夫が「ブラジルはそんな国なんだよ」と。日本とは違うことを強調されました。1円のお釣りもきっちりくれる日本社会と、お釣りがないからと飴でごまかすブラジル社会。それと、長引く深刻な失業者の増加は、治安の更なる悪化に繋がっているに違いありません。医療・教育・職業・治安面の不安は、悪循環しか生み出しません。私たち在住者は、そんな過酷な中で生活をしている訳ですが、もちろん出来うる限りの注意を払いながら緊張感を持って生きています。私の意見など参考にならないかもしれませんが、思うままに挙げてみます。

◎まとまった現金や貴重品は持ち歩かない。
◎しかし防犯のためにある程度の現金は必要である。
◎お友達は大体R$200,00 =約7,200円を常に持っているそうですが。私は長年R$100,00以上は持ちません。
◎街の両替屋(旅行代理店を含む)は使わない、出入りしない。
◎両替の必要がある時は、グァルーリョス国際空港やホテル、Cambioを併設している銀行で!(割高でも我慢してください)
◎買い物や飲食はクレジットカードを活用する。VISAかMASTERはほとんどの場所で使用可。
◎クレジットカードを使って必要な金額のみキャッシングする。
◎夜間の外出には特に注意を払い、短距離でもタクシーやUber、99などのタクシーアプリを使って呼ぶ。
◎もし強盗に遭ったら自分の命を守るため、抵抗せず、犯人の要求に従う。
◎高価な貴重品は身に付けない。
◎スマートフォンは、中古でも高額で取引されているので、人前で取り出して使わないこと。
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ブラジルに住むようになって、安全はお金で買うものだと言うことを実感しています。我が家も300軒ほどの巨大コンドミニアムに住んでいますが、毎月の管理費は驚くほど高く、家計を圧迫しています。それまでして防犯しなくてはいけない生活も40年、年を取るとこんな生活も何だか疲れてきました。。。サンパウロにお住いの方、これから来られる方が、どうか怖い思いをしないようにと祈るばかりです。信じられないことに、この邦人殺人事件はブラジルのマスコミでは一切報道されていません。それだけ、殺人事件は日常茶飯事に起こっているということに尽きると思います。自分の身は自分で守る、これを肝に銘じて安全安心な生活をなさってください。私自身もですが…。


by beijaflorspbr | 2017-01-20 21:57 | サンパウロ生活情報 | Trackback
2016年 09月 23日

母を天国に送って10年(母の命日)

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ちょうど10年前の2006年9月23日午前1時15分、私の最愛の母は厳しい闘病を経て眠ったまま旅立ちました。天国という私たちがどんな手段を使っても決して行くことのできない遠い場所へ…。いつか誰もが必ず行く場所だということは分かっているものの、なかなか現実を受け止めることが出来ず苦しい時間が流れました。あまりの悲しみの深さに愕然とし、どうしても母を送る勇気がなくて、未練がましく「お母さん~帰ってきて~寂しいよ~」と誰もいない霊安室で泣きじゃくった日からもう10年。後でゆっくり考えると、実に多くの方々が私たちのために気持ちを寄せ、動いてくださったと言うことに気付かされました。ふとした時にまだ思い出してメソメソする日もあるし、夢に出てきたらホワっと温かい空気が流れる日もありました。色々な感情が交錯しながらももう10年が経ちました。めっきり体力も衰え、白髪も激増中のおばあちゃんになった娘のことを、再会した母は何と言うでしょうか。「あんた、もうちょっと身嗜みには気を配ったらどうなの?」と顔を顰めて言われるのは確実。母は、誰も来ない日でもちゃんと身嗜みを整えてお化粧までしていたんですから。スッピンの普段着で近所のスーパーへと走る誰かさんは、母からしたらきっと宇宙人に見えちゃうかも。ああ、改めてもう一度母に会いたい!ちゃんと言えなかった感謝の気持ちと、ほんの少しの親孝行が出来たらなあ~、おかあさん、改めてありがとう!車椅子を押すから一緒にお買い物に行こうよ!!

加筆…こちらはまだ9月23日(金)です。毎週金曜日は、買い物日なのでリベルダージに行って来ました。肩にずっしりと食い込むくらいの買い物を済ませ、いつものように徒歩で入ることが出来るコンドミニアムの入口へ。いつもならここに夫が車で迎えに来てくれるのですが、今日は同時刻に歯医者に行ったため、徒歩で帰宅しました。ポルタリアから自宅は1キロの距離。急に暑くなり直射日光も容赦なく照り付ける中、3袋の重たい買い物袋を抱えて帰宅した時は、あまりの疲れのため、しばらく座り込んでしまいました。買って来た鰹の刺身と豆ごはんと貝汁で一息。さすがに疲れたのか、お腹が落ち着いた途端にベッドへ入って久しぶりのお昼寝をしました。すると、何と夢に母が出て来てくれました。私がいつまでも母のベッドで寝て起きないので、叱られている夢でした(笑)困ったような顔の母は、私がグースカ寝ている傍でひたすらウロウロしていました。起きてみたら「あーやっぱり夢だったか・・・」ちょっと脱力してしまいました。でも久しぶりに会えた気持がして無性に嬉しい午後のひとときでした。
(中島みゆき『時代』)


by beijaflorspbr | 2016-09-23 09:29 | 両親を想う | Trackback
2016年 06月 21日

おもちゃ箱整理

昨日のこの記事を見て驚きました。リオ五輪まで2か月を切っているのに、未だホテルどころか搭乗便の確保も出来ていないとは…。大人のすることとは思えません。確かに知事問題で揺れに揺れたとはいえ、それとこれとは別の話。例えばカーニバルなどの国際的な大イベントがあるリオのホテル事情は、大変厳しいものだというのは周知の事実です。我々も、今年の2月にカーニバルに行きましたが、行き帰りの往復航空券は10か月前、ホテルは8か月前に抑えました。治安の問題からリオはホテルのロケーションが特に大事なので、比較的安全で移動も容易いコパカバーナやイパネマ、レブロンなどの海岸付近に宿を取ろうと思ったものの、一泊5万円以上と目が飛び出るほど高かったので、セントロにある4つ星のNovotelで妥協したという経緯がありました。熟考に熟考を重ねた結果、家族とそう決めました。その代わり、全ての移動はタクシーを使いました。日本の議員さんのホテル予算が2万円弱と訊き、耳を疑っています。サンパウロ市で、何も特別なイベントがない場合でしたらその値段でもブッキングは可能かとは思いますが、大きなイベントの際は到底無理かもしれません。リオのホテルブッキングで良くあるのが、Pacoteと呼ばれ、最低3泊から10泊というものが実に多く、前出のホテルも最低2泊という条件で予約したと記憶しています。東京都も今後一体どれほど費用が加算されていくか、都民の皆さんは当分目が離せませんね。元々リオは観光客の数にホテルの部屋数が付いて行っていないと昔から言われています。五輪まで2か月を切ったところで、焦って探すという行為はある意味危険でもあります。『治安問題』を絶対に忘れないよう、安全に過ごされることを祈るばかりです。それに、余計なお世話ですが、こちらでは決して病気にならないよう、体調を整えていらしてください。つい最近こんな事件がリオの病院で起こっているくらいですので。

さて、ニュースでビックリばかりもしていられません。身辺整理と言う訳ではないのですが、子どもたちが幼い時に使ったおもちゃがないか、と家族に訊かれ、少しずつ整理を始めました。毎週水曜日は、リサイクルゴミの日なので、2袋~4袋を出すようにしている中で、愛着のあるものや、まだ十分に使えそうなおもちゃをピックアップしました。まずは洋服を取って本体と共に洗われたシルバニアファミリー、何十年も経っているのに可愛さは不変です。
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真っ黒だったシュワッチくんも綺麗になりましたね。
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おもちゃを手に取ると、これで遊んでいた幼い子どもたちのことがしきりに思い出され懐かしくてしばしタイムスリップしてしまいました。
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男の子って、車→ロボット→プラモデル(ミニ4駆)→ゲームへと移行して行くんですね。おもちゃを見ていると変遷が良く分かります。残念ながら我が家にはなんでも鑑定団に出せるようなおもちゃは皆無でした(-_-;)が、比較的状態の良いおもちゃで、たくさんの子どもさんが喜んでくれたらいいなあ、と思い分けたもののいくつかは診療所へと運ばれました。ちゃんちゃん!


by beijaflorspbr | 2016-06-21 23:22 | 家族 | Trackback
2016年 05月 31日

思いやりに満ち溢れたブラジルの社会

ブラジルに来た当時は何とも思わなかったこの『優先席』マーク。いつ頃から増えたのか、自分自身が60歳を過ぎて、やたらと席を譲られるようになって初めて分かった。この高齢者・妊娠中の女性・怪我をしている人(または病気の人)・小さい子どもを抱っこしている人への配慮を!というシールは、公共交通機関だけではなく、銀行、郵便局、商店、スーパーマーケット、空港のチェックインカウンターや、出入国ブースでも必ず見られる光景だ。これは法律で決められたものなので、ブラジルの人たちは実に良く守る。
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バスに乗っても、黄色いシートが座席に掛けられている座席は「優先席」と決まっている。バスの前方はほぼ全てが優先席と言っても過言ではない。この席に該当しない人は空席がある場合のみ座って良く、該当者が来たらただちに席を譲るという暗黙の了解が出来ている。たまに若い人でもここに堂々と座っている人を見かけるが、見た目に如何にも高齢者や、小さい子供を抱いた母親が乗ってきた場合は、ほぼ100%の確率で席を譲るブラジル人は優しい国民なのかもしれない。私は微妙な年齢なので、席を譲られたり譲られなかったりする(笑)前者の時はガッカリ、後者の場合はちょっと嬉しい(単純!)
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おまけに言うと、サンパウロ市の場合は60歳以上を高齢者とみなし、バス・メトロ・郊外列車を含めた公共交通機関に乗る時の無料パスが支給されている。何度乗っても無料というのは、魅力的なことだ。高齢社会の日本で、もしこんな制度を作ったら大変なことになる。サンパウロ市は本当に太っ腹な行政だと感じ入る時は、タダでバスやメトロに乗せてもらう時だ。無料パスをもらうようになって、自分で運転して買い物にはめったに出なくなってしまった。サンパウロ市の万年渋滞の中で強い味方がバスやメトロなどの公共交通機関だというのは周知の事実。ありとあらゆる目抜き通りには、「バス(Onibus)優先道路」が設けられており、ちっとも動かない一般車を尻目に、グイグイ進んでいく頼もしい存在だ。特に自宅付近は、現在2本のメトロ工事を敢行しており、渋滞には拍車がかかっている。2014年のワールドカップに完成するはずだったメトロは、16年半ばでも全然出来ていない現実…。まあ当然予想はしていたことだが。我が家付近からも、かなりたくさんのバスが出ており、複数のメトロ駅行き、パウリスタ大通り行き、セントロ行きなどなど、目的に沿って乗るバスを選択するのはそんなに難しいことではない。特に、家族の診療所がより便利な場所に移ってくれたので、以前よりもずっと早く着けるようになったのは喜ばしいことだ。
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日本で今騒がれている「マタニティーマーク」をカバンに着けるかどうか、の議論で思うことがある。私は日本で妊娠期間を過ごしたことがないので、嫌な思いをしたことは一度もない。しかし、逆の立場ならどうだろう?妊娠中は、体の変化が多く起こる時期だ。急に気分が悪くなる、血圧が下がって眩暈が起こる、お腹が圧迫されて苦しくなる、等々…。それらのハンディーを持った女性に冷たい目で見る、席を譲らないなど考えられないことだ。豊かな日本は、何か大切なものを喪っていないのだろうか。思いやりの心がなければ、正常な社会生活を送ることは難しい。子育て期を終えた私は、若いお母さんたちの気持ちが良く分かる。電車などで見かけたら絶対に協力するだろう。だって、巡り巡ってそれはお互いさまなんだもの…。どうか日本人もブラジル人のように、優しい人が増える社会になって欲しいと願うばかりだ。妊娠中のお母さんたちに、堂々とアピールして欲しいな。赤ちゃんを授かる、産まれるというのは本当におめでたくて喜びに満ち溢れたことなのだから。
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それと、優先席で思い出したのは、12年前に大手術を受けた後、どうしても外せない用事があって神戸の展示場に行ったことがあった。移動のため神戸のポートライナーに乗った時、一瞬ひどい眩暈が起こったことがある。不幸なことに、空席はなかったものの車内は空いていた。座る場所を見つけられず立っていて、前述の症状に襲われた。誰一人として私に注目をした人はいなかった。その時の苦しさや辛さは忘れることが出来ない。気分が悪くてその場に座り込んでしまっても、誰一人席を譲る人が居ない社会、それは本当に完成された社会なのだろうか?と。
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その点、ブラジルはいいなあ。。。と思う。法律(Lei Federal=連邦法)で定められた「思いやり」の約束事は、人に優しい社会への第一歩だと思う。所変わればのお手本として欲しい(と言っても日本では難しいかな?)
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さあ、今日も乗り心地の良いメトロで西へ東へと動きましょうか。。。ありがとう、ブラジルの優しい人たちと社会!!

★リオ・オリンピックを間近に控えているせいか、日本のテレビ番組(特に報道番組)ではブラジルのマイナス面ばかりがクローズアップされて少し寂しい思いをしています。ブラジルは若い人が多い大国で、まだまだ未熟な点もありますが、大雑把な感想を言えば、「全体的に人に優しく温かい社会」だと思っています。確かに政治家の汚職、現職大統領の職務停止、度重なるデモ行進、インフレ、不況、治安問題など不安材料も多々ありますが、この国で暮らしている我々一般市民にとっては何ら今までと変わりなく、質素ながら楽しく暮らしています。美味しい野菜や果物、人の好い商店のおやじさんなど、人との会話や触れ合いも楽しくて、ブラジルに来て、ブラジルを知って本当に良かったと日々思っています。何も知らない日本のコメンテーターの心無い言葉が胸に刺さります('_')


by beijaflorspbr | 2016-05-31 23:32 | サンパウロ生活情報 | Trackback | Comments(6)
2016年 03月 21日

叔父と叔母の人生

今回の帰国の目的のひとつは、大好きだった北海道の亡き叔父の納骨式に参列することでした。前夜は我が家で17人が集まって賑やかに食事会を催しました。今日は朝から大勢の親戚や叔父叔母に繋がる方々が集まりました。その中でも一番印象に残った叔母の言葉が
「もう一度生まれ変わっても主人と一緒になりたい・・・」
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そんな掛け替えのない人とのご縁を結んで50年以上幸せに生きてこられたY叔母さんのこれからが少し心配です。子どもたちへもしっかりお母さんを守るように、くどいほどお願いしてきました。父の兄弟は9人、そのうち6人が既に旅立ち、寂しくなってきました。従兄弟姉妹は全部で21人、そのうち7人と久々の再会を果たしました。喪主である従弟の立派な姿も見事でしたし、亡き叔父の人を思いやる遺言にも皆が涙しました。「私が亡くなっても、兄弟・親戚には知らせるな。北海道は遠方だから皆に迷惑をかける。葬儀や一切の行事が滞りなく済んでから知らせよ」ここまでの気配りが出来る人がどれだけいるでしょう。改めて叔父を心から尊敬しました。法事の間中、ずっと温かい空気が流れていた一日、そのまま名古屋のM叔母が「今晩ハチドリの家に泊ってもいい?」と来てくれました。大した家ではないけれど、こうして2日続いて叔母孝行をさせて頂けるのはしみじみ有難いことだと思いました。M叔母は、私が子どもの時から可愛がってくれた大恩ある方です。忘れられない一日に感謝!!そして、命の大切さを思い知らされた日でもありました。


by beijaflorspbr | 2016-03-21 22:28 | 人生 | Trackback
2015年 12月 25日

クリスマスにこそ聴きたい曲

1985年にリリースされた「USA for Africa」の超豪華アーティストによる貴重な動画
30年経っても、いや30年経ったからこそ、
二度と再現不可能なアーティストたちの夢の競演に心から感動します!
マイケルジャクソンを始め、もう二度と観られない人たちも多数参加する豪華アルバム。
一度聴いてみてください。
1985年と言えば、3人の子どもの子育て真っ最中で忙しかったこと!
歌は自分自身の歴史と共にある…ということを実感しています。
人間は平等に過去には決して戻ることはできないこと、
だからこそ、今をこれからを、大切に生きていかなければいけないのだな、
この歌を久々にじっくりと聴きながら色々考えさせられました。
2015年も後僅か、今年はどんな一年でしたか?
2016年はどう生きたいですか?


by beijaflorspbr | 2015-12-25 21:08 | 音楽・映画の世界 | Trackback
2015年 11月 13日

このブログの問い合わせについて決意したこと

このブログを書き始めて約8年5カ月が経ちました。このブログを読みに来てくださっている方には決して見えない部分があり、しばしばそのことが私の心を乱す時があります。それは、ブログ専用アドレスへの問い合わせ内容についてです。これからサンパウロで生活することについての相談は日常茶飯事として親切にお答えするのは全く問題ないのですが、大きな問題はその他の問い合わせに関してです。昔から大変多かったのが、テレビやラジオ番組などのマスコミからの画像使用許可に関するものです。「〇〇の記事の何枚目の写真を使用させて頂けますか?」「〇〇に関して、ブラジル・サンパウロでは面白い話題やそれに関する画像などはお持ちですか?」「××について、短いインタビューをさせて頂くことは可能ですか?」
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出来るだけご要望にはお応えしたいと思い、ほぼ100%の確率でOKをし、画像を使って頂くようにしていますし、必要とあらば原版(元の大きいサイズ)の画像も積極的に提供するようにしています。ところが、ほとんどの方からの事後報告は皆無ですし、酷い場合にはこちらが快い返事をしても「いえ、もう画像は必要なくなりました。使いません」などと言ってきっぱり断りのメールで返事が来ると、何だかガックリ来てしまうのです。だったら最初から声なんて掛けなければいいのに。
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そこで思いました。これから基本的にマスコミの問い合わせに対しては、力不足という理由から応じることは難しいとお返事しようと思っています。一見こちらに誠意がないようにも見えますが、過去の番組を観ても、画像を提供して本当に良かった、役に立てて何よりだったという実感を得ることが出来ませんでした。バラエティー番組を全否定するわけではありませんが、こと私の地域情報ブログに関しては全く役に立たないものであると判断せざるを得ません。
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大したブログじゃないし、私個人の出来事を延々綴っている駄文の繰り返しのブログだから、そんな宣言をわざわざしなくてもいいんじゃないの?構えなくてもいいんじゃないの?と思われる方も居るかもしれませんが、私だって人間です。傷つくんです。顔は見えずとも、相手の気持ちがわかるくらいの年齢は重ねています。サンパウロ生活相談などは、今までのようにきちんと個別に受けさせて頂きますので、遠慮なくお問い合わせください。その際には、ニックネームではなく、本名とメールアドレスを必ず明記して頂けますよう、お願いいたします。今後とも地域情報としてのハチドリブログを宜しくお願いいたします。
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最後に・・・私の大切なお友達へ。
今回たくさんのお友達にお会いすることが出来ました。その多くのお友達が、私のブログ記事を通してちゃんと優しく見守ってくれていることを知りました。「一日休むとどうしちゃったんだろう?3日休むと心配でたまらなくなる・・・」と言ってくれた友達がいました。そんなに気にかけてもらっている私は本当に幸せです。これからも食べ過ぎに気を付け(笑)前に前にどんどん進んでいけるように頑張ります!!


by beijaflorspbr | 2015-11-13 23:55 | 思うこと | Trackback
2015年 10月 31日

最近思うこと…

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サンパウロでも比較的非文化的生活をしている私ですが、ここ日本の地元では車がないため、大変不自由な生活を送っています。と言うのは、徒歩5分と自宅からは至近距離にあった大手スーパーのDが閉店してしまったからです。まさかあんなに大きな4階建ての総合スーパーが閉店する日がくるとは…びっくりな出来事でした。それの代替策としてDを買収した同じ系列のイ〇ングループのスーパーが、シャトルバスを一日に何本も出してくれることになり、今はそのバスでせっせとスーパーに通っています。それでもどうしても時間の制限があり、精神的に余裕がないのが専らの悩み。シャトルバスを待って、そそくさと買い物を済ませ、さっさと帰ってくる。そんな生活にちょっと疲れ気味なのも事実。それでも、子どもたちには美味しいものをたくさん食べさせたくてせっせと買い物に行っています。日本の地方都市は皆こんな感じで少しの不自由さを感じる生活形態なのかもしれません。ずっと日本に住むのであれば、以前のように車を所有するのも悪くないかもしれませんが、1年のほんの少しが日本、ほとんどがブラジルという二重生活であれば、車は無駄だと思うのです。近くにカーシェアリングでもあればよいのですが、それもなし。さすが地方都市!現実は厳しい…実感する今日この頃です。今日で帰国して3週間が経ってしまいました。そして10月の最終日、後の11月12月は駆け足のように去って行きそうな気もします。外気も日に日に冷たくなって来ており、冬の到来も目の前なのでしょうか。体調管理には気を配りつつ、元気で霜月・師走を乗り切ろうと思っています。

寒い時期のお別れは辛いな。。。

by beijaflorspbr | 2015-10-31 23:26 | 思うこと | Trackback