ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2018年 01月 10日 ( 1 )


2018年 01月 10日

はれのひが大荒れの日に・・・

1月8日(月)は成人の日、20歳になるお子さんを迎えた家庭では、「ああやっとここまで育ってくれたか」とか「いよいよ大人の仲間入りをするのね」とひと段落しては、ほんの少し誇らしい気持ちになる日だ。もし自身が同じ立場で娘の晴れ姿の振袖が必要とあらば、親は自分の欲しいものを我慢してでも喜んで買ってあげることだろう。それが偽らざる親心だ。そんな親心を踏み躙る行為を平気で犯した「はれのひ」という悪徳業者は絶対に許せん!!!なにも成人式当日にドロンしなくてもいいのではないだろうか。もし自分が当事者だったら徹底的に追及することだろう。大切な子どもの大切な日の大切な晴れ着と晴れ舞台を台無しにされたのだから…。報道を目にして腹が立って仕方がなかった。子を想う親心は皆同じのはず。
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実は私自身、成人式の時振袖を着ることが出来なかった一人だ。親はそのことをとても気にしていたけれど、当時の私も忙しい大学生活を送っていて、学業やアルバイトに精を出していたので、晴れ着を着ることが出来なかったことに少しの躊躇いもなかった・・・はずだった。しかし、同じく幼い時からのお友達のHちゃんは、私と同じ成人式に素晴らしい振袖を着てきたのだった!Hちゃんは名前を聞けば誰もが知っているような財閥のご令嬢で、当時東京のお嬢さま大学に在学中だった。集合写真の中央に高価そうな晴れ着姿の誇らしいHちゃん、そしてブレザーにチェックのミニスカート姿(ほぼ普段着?)の私は隅っこに申し訳なさそうに納まっていた。その写真を何十回、いや何百回と見てはため息をついた日を昨日のように思い出す。あの時は親には悪いけれど、ちょっと惨めだった自分を思い出す。その頃、兄貴と私二人を東京の大学に入れ、実家には本当にお金がなかったのだと思う。多額の教育ローンもあったと記憶している。このローンは私が結婚した後も長い間払っていた。両親にはあらゆる面で無理をさせてしまい申し訳なかった。そんな親心も理解できず「惨めだ……」とほんの一瞬でも思ってしまった当時の自分を叱ってやりたい。その後、成人式に買ってやれなかった反動が出たのだろうか、経済的に少し余裕が出来た頃、「もういいよ・・・」といいたくなるくらい高価な着物をたくさん買ってくれた。あの時の両親の気持ちが初めて理解できた。親心とはそんなものだ。自身も、子どもたちの教育費や日常生活に必要な費用には気を配ってきた。無理を重ねた時もあった。だから私の子どもたちはなかなか自立できないのだよ、と突っ込まれてもいいや。子どもたちが惨めに暮らすことほど親にとって悲しいことはないもの、大切な子どもたちだもの…。だからこそ、今回の「はれのひ」の事件には余計腹が立つ。被害者の会が立ちあがったそうだし、成人式当日救済措置を取った業者も多数あったそうだが、何だか割り切れない思いでいっぱいだ。マスコミはもっともっとこの事案を大々的に取り上げて問題提起して欲しい。くだらん芸能人のゴシップはもうたくさん!これは立派な刑事事件だと思う。被害を受けた方は、警察に被害金額と共に被害届を出し、逃げ回っている社長と役員を司法の力で掴まえてもらおう。それにしても、晴れ着を着ることが出来なかった多くの女の子たちに、出来ることなら晴れ着を着せてあげたいなあ~自分がお金持ちなら資金を投じて無償で救済してあげたい、と心から思った今回の事件だった。成人を迎えた皆さま、おめでとうございます!


by beijaflorspbr | 2018-01-10 19:30 | 思うこと | Trackback