ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2017年 04月 10日 ( 1 )


2017年 04月 10日

癌という病について…

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こんな夕暮れを眺めていると、どうしてもこの時期に経験した自身の大きな病と向き合う時間が訪れる。13年前の今頃、私はある総合病院の外科病棟のベッドに力なく横たわっていた。その時に眺めていた夕日とリンクするからだ。その2週間前に突然宣告された「直腸癌」という聞きなれない病名。何度かくじけそうになったり絶望的になったりもしたが、周りの方々の力強いサポートにより、ちゃんと正しく闘って行こう!と前向きに受け止められるようになった。お蔭で今私はちゃんと立ち直り、13年経った今も元気で生きている。生きているのではなく、神さまがお許しくださり、生かされていることを実感している。私の愛する教え子が、今日無事に還暦を迎えた。「無事に」という言葉に違和感を感じる方も多いかと思うが、4年前、彼女に告げられた病名は「癌」だった。定期健診を受ける段階で、既に癌が転移しており、抗がん剤と放射線治療が必要なことを担当医に告げられた。そんな経緯でも、彼女は常に前向きに戦い続けている。地方都市でちょっと有名な彼女は、多くの仕事仲間や友人を得て盛大に誕生祝をしてもらったようだ。はち切れそうな彼女の笑顔が溢れた写真に涙した。誰もが彼女を必要とし、温かく優しく包み込むように寄り添ってくれている。こんなにも遠く離れているけれど、私もずっと見守っている。病気を得て、初めてそんな当たり前のことに気が付く。Mちゃん、お誕生日おめでとう、近日中に会えますように!人はその漢字の通り、お互いに支え合って行かないと生きていけないのだと思ったMの誕生日。しみじみ日本に思いを馳せた時間だった。命を大切に守ろう、それは周りの人たちをたくさんの幸せで包み込むことになるのだから…。

by beijaflorspbr | 2017-04-10 21:48 | 癌と闘う | Trackback