ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2008年 07月 26日

Santosへ!

毎度お馴染みの魚屋、みつぎさんで一年に何度かしか入らない立派な近海マグロを入手しました。購入している時に、この立派なお腹にトロを抱いたマグロをサントスの友Sちゃんに是非食べさせてあげたいと思った私は、翌日はもうバスに乗ってサントスを目指すことに決めてしまいました。朝6時に目覚め、まず東の空を見つめます…。今日も晴れ!
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朝早くから大騒ぎして、7時過ぎには自宅を出発、メトロJabaquara駅に送ってもらいました。我が家からはほんの20分くらいのものです。
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7時45分発のExpresso Brasileiroのバスに乗ることができました。バスには6割方の乗客が乗っています。お隣は私の倍ほどある体格に良いおじさん。でもおとなしくずっと眠っていました。今日はPonta da Praia行きに乗りました。これだとSの自宅近くのPraia(海岸沿い)を走ってくれるので、サンパウロからもっとも最短・最安値で行くことができるのです。料金もR$15,00(900円)です。前にも書きましたが、サントスへは南へ80キロ峰をひたすら下りていくと着きます。
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サンパウロ市内の末期的渋滞を緩和るために建設されているRodoanelの工事も進んでいるようです。サンパウロ州外からサンパウロ市内を抜ける時に、必ず目抜き通りを多くのトラックが抜けていくために、Avenida dos Bandeirantesなどは慢性的な大渋滞で、交通をマヒさせている問題は意外に深刻です。ただこれも万事緩慢なブラジルのこと、工事には長い時間と辛抱が必要ですが。
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大きな湖の脇を通ります。
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バスに乗って30分くらい経つともう山なみが見えてきます。素晴らしい景観です!
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外は暑そうで良かった…。これぞサントス!という気候の方が楽しめるのです。
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Rodoviarioでたくさんの乗客をいったん降ろし、バスは再び海岸線に向かって走り始めます。30分くらいで、海岸線に入ると、こちらの冬休みで多くの人たちが海岸に繰り出していました。
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最寄りの停留所で自己申告して降ろしてもらいます、ここから2区画海岸を背にして歩けばSのアパートがあるのです。Sの驚く顔見たさに、朝から一度も連絡をしないで行ってみました。Porteiro(門番)に「ハチドリ@サンパウロ」と言って上にあげてもらいました。マグロを見た時のSの嬉しそうな顔は一生忘れられないほどです。サントスは漁港で水揚げもたくさんあるはずなのですが、良い魚は全部サンパウロの市立市場にそのまま送られてしまうのです。産地の人たちが美味しい魚を食べられず約80キロも北に住む我々が美味しいものを食べている現実は矛盾していますが、昔からの流通経路がそうなっているのかもしれません。しかしながら、今後Sが良い魚を手に入れる術は見つかるかもしれません。積もりに積もった話をいつものように機関銃のようにして、海岸線を散歩することにしました。今回は、前回と反対方向のPonta da Praiaに向けて歩きました。
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Ferias(冬季休暇中)のせいか、たくさんの人たちが海岸に繰り出しています。と言っても冬の海のこと、水温は低いので海に入っている人はあまりいないようです。
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我々のように散歩組も多いようですねぇ。
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海岸を歩きながらSと水着談議に花が咲きます。Sは本当はワンピースを着たいのに意に反してビキニを買ってしまったそうで、「買ったは良いけど着る機会がないよね!」と。それぐらい、この海岸ではワンピース水着姿の人は見かけません。老若男女(男は着ないか!)~太細関係なくオールビキニの国なのですね。恥ずかしい~(;一_一)と思うのは我々日本人だけなのかも。皆(私の娘も含めて)紐のような頼りないビキニを身につけて(紐を巻いて!?)海岸を闊歩しています。
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子どもたちが遠泳を楽しんでいるようです。遠泳と言っても遠浅の時だけでしょうけれど。
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海を背景にすると気持ちが穏やかになってきます。
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飼い主と一緒にポーズをとるワンコ
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大型タンカーの航路になっているらしく、人が泳いでいるすぐ傍を通過中です。
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そんなことはお構いなく日光浴を満喫する人たち…
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一台のモーターボートがスーっと白波をあげて通り過ぎます。
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桟橋ではのんびりと釣り糸を垂れている人たちが多いようです。絵葉書のような風景ですねえ~♪
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高いアパートが立ち並ぶ対岸の町がGuarujaの海岸で、かつて我が家がアパートを所有していたところです。昔は平和だったものの、最近は強盗が多く治安が悪くなりつつあるそうですが、その点サントスは平和なことで有名です。リタイア後に住む街で一番人気が高いのがサントスだそうです。温暖な気候、治安の良い街、整備された住みやすい街がこのサントスなのです。ってサントス市のスポークスマンみたいになっていますかね!
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これが大西洋の海なんて不思議…と思ってしまいます。
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お土産屋さんや海岸沿いのレストランを通り…
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たくさんのボートも停泊中、個人のものや公のものも一緒に繋がれています。
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上がレストランです。日替わりメニューはごくごく平凡なものだったのでパス。こんなところでとびっきり美味しい魚介類を出せば良いのに…。
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海岸を背にして180度回転すると、こんな立派なアパートが建設されています。超豪華アパート群が立ち並びます。全戸オーシャンフロントですね。もちろん傾いていませんよ(笑)!
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恐らくお値段も立派なものでしょう。こんなのが飛ぶように売れてしまうブラジルの富裕層はいったいどれくらい資産をお持ちなのでしょうか!?1時間も歩くと体力もお腹も!?限界に近づいてきました。「Cristal」というレストランに入ります。日替わり定食のように、セットメニューになっているようです。
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まずはビール(ハチドリ)とお酒の全くダメなSちゃんは生オレンジジュースで乾杯!
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今日はPicanhaにしてみました。お肉は硬いけれど美味しくてボリュームたっぷり!!
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旅行者のふりをして、写真を撮りまくっていますが、ポルトガル語を結構話すこの謎の観光客にギャルソンのおにーちゃんが興味を持ってくれたようで、親切にしてもらいました。次回はクーポンを持ってくれば20%引きにしてあげるよと。
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こんな感じの大盛りで二人とも2回お代わりし、完食です。後が心配…(--〆)
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SとスーパーPao de Acucarに寄って、買物をした後、アパートでずっとおしゃべり。この間、SのPCの簡単な画像整理と、メンテをしてあげました。これも恒例のこと。昔はSのご主人が私のPCの先生だったのに、今はSの面倒をみているなんて…私も成長(横にもだけど…)したものです。おしゃべりは尽きませんが、そろそろ暗くなってきました。5時過ぎに重い腰をあげ、すぐ近くのショッピングセンター横からサンパウロ行きのバスに乗りました。一旦Rodoviarioで下りて、サンパウロ・メトロ(Jabaquara)行きチケットを買います。15分置きに出ていて、待ち時間がなくこれは本当に便利。
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Sとの旧交を温め、天候に恵まれて素晴らしい一日を満喫させて頂きました。途中、Imigrantes街道の道路改良工事のため、大渋滞でサンパウロまで余分に時間がかかってしまったことを除けば、全て順調な一日でした。次にSに会えるのは私がこちらに戻ってきた10月、いや11月かな?未だ慣れないサントスという風光明媚な街で、逞しくそして楽しんでくれるといいなあと願いながらサントスを後にしました。ありがとう、Sちゃんまたね~~♪★ちなみにこの日は15,000歩歩きました。運動不足を痛感!!(@_@;)

by beijaflorspbr | 2008-07-26 17:43 | 友達 | Comments(4)
Commented by のんちゃん at 2008-07-26 18:27 x
わーい、一番乗り! <マグロを見た時のSの嬉しそうな顔>
まぐろというより、突然のはちどりさんの来訪が嬉しかったのですよ、きっと。

海岸線がどことなく日本を思わせるのは、外国に住む郷愁のせいでしょうか。
質問: サントスに遠征されたのは 腰を痛める前でしょうね。
安静にして下さいね。
今回の帰国は一人でないから、気持ちが大きいのでしょうが、腰を痛めての長旅は辛いですよ。

貧乏性な私は、朝風呂を楽しむつもりが、大型スーパーの買出しも混む前に済ませて、洗濯も終わり、娘も出かけたことだし、一人で大掃除です。
今夜は例により、B.B.Q.で夫の分まで飲んで食べてきます。(ー。ー)フゥ
<マグロを見た時のNの嬉しそうな顔> というのがどこかのブログに載るのを夢見ています。
Commented by ロビン at 2008-07-26 21:19 x
Sさんのサントスご転勤のお陰で、旧交をあたためることができるのと同時にお互いに行き来する楽しみが出来て、本当に良かったですねえ。
今日も、サントスの、とても平和でほのぼのとしている様子が伝わってきました。以前にも書きましたが、私の抱いていたイメージが一変しましたよ!実はこちらで「お友達のSさんが上海からサントスに転勤」とハチドリさんが書いていらっしゃるのを読んで、ふ~ん、魅力のない街にお引越しだなんてお気の毒だな~などと思ってしまったのですもの(Sさん、失礼!)ハチドリさんもご存知の通り、グアルジャ(と発音するのですか)に行く途中で見るサントスは、決してWow♪というものではなかったですからね。

>のんちゃん、今朝は朝風呂を楽しまなかったのですか?せっかくの土曜日にゆっくり「自分の時間」を満喫していらっしゃるのかしらと思っていたんですヨ(笑)。BBQ、オイシイお肉とビール?を堪能してきてください。

Commented by beijaflorspbr at 2008-07-26 23:29
★のんちゃん、一番乗りおめでとう~パンパカパーーン!!
早起きしてアップしたすぐ後でしたねえ、すごいすごい!!

海岸線が日本を思わせる…そうかもしれませんね。こちらは白砂なので
とっても美しいのです。砂浜を歩くのも好き、でもこの日は結構人が多く
て、安全を考え遊歩道を歩いたのです。Sちゃん、そうですね。
きっとマグロの次くらいに私が行ったことが嬉しかったのでしょうね。
長年のお友達なので、話が尽きるということがないのです。

腰を痛めたのは、メトロ駅ー自宅付近に帰ってくるバスの乱暴な運転手
のせいです。例のロンバーダという凸でブレーキをかけずに走って
その衝撃が腰に来ただけですから。きっと出発前までには治りますよ。
治しますよ、と言った方が良いのかな?

<マグロを見た時のNの嬉しそうな顔>
ハハハ…マグロではなく、飛行機担いで行きましょうかねえ~♪
いつかお会いしましょうね、のんちゃん。
Commented by beijaflorspbr at 2008-07-26 23:36
★ロビンさん、そうなのです。まさか彼女自身も再びブラジルに転勤に
なるとは夢にも思わなかったようなのです。

Sちゃんは、どのような環境にも対応できる柔軟な心をお持ちの方です。
そこが本当に素晴らしいのです。ブラジルに対する文句も言わず、今
この環境こそが有難いと思える姿勢は本当に立派なのですよ。

サントスは、石油も取れるし、写真に出したような豪華アパートも
どんどん建っているくらいですから、これからもどんどん発展し続ける
街だと思います。Guarujaは昔は良かったのですが、逆に今は治安が
悪くて危険な街に変貌してしまいました。犯罪が増える前にアパートを
売却できて本当にラッキーだったなと思いました。

ロビンさん、一度サントスに行きませんか?またイメージが大きく変わる
こと請け合いですよ。楽しみがどんどん増えて、行くところ増えて何だか
私がロビンさんを追い立てているようになってきちゃいましたね(笑)
さあ、忙しくなりますよ~ロビンさん。すずめとふたりでサンパウロで
手ぐすね引いて待っているのですから!あ、サントスでSもね~(*^^)v
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