2008年 01月 13日
サンパウロ日記が話題満載のため、パリ旅行記が停滞しておりました。まあボチボチ記憶が飛ばないように書き留めていきたいと思っています。気長にお付き合いください(といってもこの旅行記も終盤戦ですが…)。さあ、楽しみにしていた一日バス観光の日がやってきました。毎回パリ滞在時は、最初から最後まで兄たちに頼りきった毎日を過ごしますので、ツアーというものに一度も参加したことがなく興味津々でした。前夜はまるで遠足に行く小学生のようで、バッグにお菓子などを兄の奥さんのフーさんに詰めてもらい、何度も持ち物をチェックするなど、ウキウキ状態でした、後は寝坊しないことを祈りつつ…。 前菜は魚介類のパイ包み・メインがハムに野菜のラタトィユにフライドポテト(フランスではご飯にする?ポテトにする?という感じで主食化しているのですね)、デザートはリンゴのタルトでした。これにリンゴ酒のシードルが1杯付いてきます。お代わりは別料金とのことでしたが、この甘ったるい感じがあまり好きではなかったので、1杯だけ頂きました。 本当は、この地の名物料理は卵3個を使ってフワフワに仕上げる巨大オムレツなのですが、オプションなので、兄から「大きいし食べきれないし高いから注文するなよ!」と言われていたので、私は注文しなかったのですが、隣りにいた若い一人旅のおにーさんが何と注文!「よろしかったら如何ですか?」と勧めてくれるのです!それじゃあ~せっかくですからほんの少しだけ…と、味見させて頂きました。まあほっこりと熱くて美味しいこと!!でも全部はとても食べられなかったので、少しだけ味見させて頂けてラッキーでした。優しいおにーさん、ありがとうございました。 たらふく昼食を頂いてそこを後にし、修道院の建物に入りました。中に入ると300段の階段を昇って(当然息切れ!!)上から順番に丁寧にガイドさんの説明を受けながら降りていきました。若い子ばかりなので、階段を上がるスピードがものすごく速くて付いていけない…ハーハー言いながらやっと最後に付いていく始末で…。「はい、最後の方揃いましたね?」って私の顔に照準をあてるガイドさん。ひどい…。 一番上まで上ったところで、下を見下ろすと、どこまでも干潟が続きます。海の向こうはイギリス…何とも神秘的な風景です。 この干潟を歩くツァーもあるようですが、ズブズブとどこまでも沈み込んでしまうので、絶対に勝手に歩いてはいけませんよ、とガイドさんに釘を刺されました。 何とも壮大な光景です、圧倒されてしまいました。 尖塔は今修復工事中です。 庭と教会内部 思わず静かに手を合わせたくなります 石の硬い建物ばかりを見ている中で、緑と出会うと、ホッとします。回廊の中に出現する中庭。 食堂として使われていたという広々とした空間 昔の建築なのに、本当に素晴らしい造りです。あちこちに彫刻が展示されていました。 建物を一歩でると、このような風景が目に入ります。 スケールが大きくなります! 歴史の重みを感じる建物の中にいる人たち、幾世紀の時代を超えても人々を惹きつけてやみません。 建物と干潟が一体となって…いくら見ても見飽きることがありません。 さあ、ここからは階段をどんどん下って行きます 絵のような外壁…。あまりの美しさにしばしば足が止まります。 建物の上半分です 随分高低差があることが分かります。 狭い路地には門前市(お土産屋)が並びます。まるで日本みたいに! 見学を終えると、フリータイムが1時間半もあり、手持無沙汰で困りました。とりあえず、兄夫婦に名物のバタークッキーを購入したらすることがなくなってしまいました。後はお土産屋さんの梯子をしましたが、欲しいものがなく困りました。 他のツァーで来ている日本人観光客の姿も多く見られました。 お土産屋さんではツァーの名前を聞かれます。これで旅行社にコミッションが入るシステムになっているようです。トイレも有料でした。 暇を持て余し、干潟を歩く歩く…。ズブズブと靴が入っていく感覚が楽しくていつまでもズブズブと干潟と遊んでいました。 干潟遊びに飽きると、今度は後ろを振り返ってモンサンミッシェルの全景を撮影 もう一枚 おまけの一枚 こうしているうちに、やっと集合時間になりました。一日中良いお天気だったのですが、出発する時に、激しいスコールがやって来て、雹がバスの窓を叩きました。すると、ほどなく晴れて綺麗な虹が出てきました。その美しいこと!それを見たガイドさんが、「天使へ続く道」と教えてくださいました。何と素敵な言葉でしょう!途中大渋滞もあり、事故の影響で、予定時間を大幅に超えて、夜9時半にやっと到着しました。家に帰ると、マメご飯・キンピラごぼう・チンゲンサイと油揚げのおひたし・白菜のお漬物(自家製)・トン汁が用意されていました。同じツアーで行った方々はしきりに夕飯の心配をしていましたのに、何と恵まれているんだろう!と改めて兄夫婦に感謝した日でした。素晴らしい景観、フランスの高速の快適なドライブ、色々な世代の方々との語らい、ガイドさんの博識、とても充実した一日でした。さようならそしてありがとう…モンサンミッシェル~~!
by beijaflorspbr
| 2008-01-13 08:15
| パリの街角から
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Comments(4)
なが~いグログを書き終えた時,ホッとしませんでした?
お兄さんがいらっしゃることで何度も行ってるのでしょう? モンサンミッシェルに入れなくなるのは、満潮時のときでしょうか? 充実した一日をブログで楽しませていただきました。ありがとう!
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beijaflorspbr at 2008-01-13 20:36
★Toppoさん
本当に長いですね!(笑)こんなに長いの誰も読んでくださらないと思いながらも 書いてしまいました。せっかく行ったし、これからも行く方がいらっしゃるかも しれませんものね。モンサンミッシェルは、壮大でスケールの大きなところでした。 歴史の重みも感じることができ、旅の醍醐味を味わうこともできました。 読んでくださってありがとうございました!
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cookery-world at 2008-01-13 23:48
なんだかハチドリさんと一緒にモンサンミッシェル一日観光に参加したような気分になりました~♪ 私も長年の憧れだったモンサンミッシェルに去年の夏に行ってきたので、懐かしく写真を拝見しました。 名物オムレツ、味見されたんですね~。 羨ましい~! 私は時間がちょっとお昼時とずれていたので、次に訪れたカンカルでごはんを食べました。 今年の夏にまた訪れる予定があるので、今度はオムレツかな~と思ってます。
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beijaflorspbr at 2008-01-13 23:54
★cookery-worldさん
いいですねえ、そんなに何回も行けて…お商売がらとはいえ、本当に 羨ましいですわ。私は少年のように、乗り物に乗っているのが好きなので バスでの長旅も全然苦にならず、楽しめましたよ。さすがにモンサンミッシェルは もう2回は行かないと思いますが…。オムレツよりも、cookery-worldさんの 召しあがったカンカルの魚介類には本当にヨダレ状態でございました(笑)。 いいなあ~いいなあ~と羨ましがってばかりいたら、一緒に付録で連れて行って もらえますかねえ?(ホンマニこれは冗談デス)私の分も堪能してくださいね! |
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ブラジル・サンパウロ生活48年のハチドリです。ごく普通の日々を元気いっぱい綴ります。記事内容や、ご質問・お問合せは、連絡用メールアドレス…【beijaflorspbr●gmail.com(●を@に)】まで。※なお、本文に必ず氏名(本名)をお書きください。 by ハチドリ カレンダー
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