ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2007年 11月 25日

映画「明日の記憶」

2005年に発表された若年性アルツハイマーを取り上げた作品。渡辺 謙と妻役の樋口 可南子の迫真の演技が光る。例によって例の如く、日伯文化協会大講堂で、「水曜シネマ会」というのがあり、3レアル(180円)で観てきた。先日の「0からの風」を観に行ってから、ちょっとクセになっている。日本でもあまりテレビや映画は観ない方なのに、不思議な現象だ。若年性アルツハイマーはいつ、誰に起こるか分からない病いだ。一流企業で、しかも重責にあった主人公の突然の凋落は、観る者の同情を誘う。恐らくモデルのいる実話だろうし、これからもこの病気で苦しむ人は多いのかもしれない。特効薬もなく、日に日に縮んでいく脳による異常行動を手を拱いてみているしかないのだ。現代のストレス社会の中、どう生き残っていくのか、課題は残る。今は「うつ病」に罹る人も多いという。ブラジルではあまり聞かないこの種の病は本当に恐ろしいと思う。当事者のご苦労はいかばかりか…。映画を観ている間、何度も何度も涙を流してしまった。主人公が会社を去る時、一部の元部下に見送ってもらうシーン、働く妻を家でずっと待ち続け、孤独と闘う主人公の寂しそうな後姿、陶芸教室でお金を騙された時、どのシーンも胸を刺す。健常者であればた易く乗り越えられる困難でも、ハンディーを背負っているがゆえに、差別され、苦しむ姿はあまりにも哀れだ。妻の目が優しいのだけが救いの物悲しいストーリーだった。とにかくこの映画を観ることができて良かった。文協のこのシネマ会は、40~50年前の映画ばかりなのだが、たまに比較的新しいものをやるので、それが楽しみになってきた。来週からはずっと古い映画で、来年1月9日はまたまた渡辺 謙の「硫黄島からの手紙」が放映されるそうだ。1月9日まで映画はお預け。例の100周年事務所に行って、出来上がった移民名簿と、また新しい資料を交換してきた。また添削作業だ、頑張ろう。文協の階段を降りると、左手にこんな石碑が立っていた。あの前々首相の小泉さんの名前が彫られている。移民の方々のご苦労に涙されたそうだ。
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小腹が空き、「イチリキカフェ」でお茶とカレーパンを頂いた。お昼なのにかなり空いている店内。紅茶は国産。初期移民の岡本寅蔵さんという方が苦労の末作り出したもの。カレーパンは、辛味がなく物足りない、パンはビスケットの味、微妙な味のコラボ!
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パンの種類は確かに多いが、値段が高いと思った。もう少しリーズナブルなお値段にしてくれないかな。日本のパン屋さんが懐かしい。ガーリックや、腸詰めやサーモンなどのパンも置いてある。
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ケーキ類は、頭が痛くなるほど甘いので、さすがの私も敬遠気味。
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さ、家に帰りましょっと~~♪ここから自宅までは約20kmくらいだ。もう既に渋滞。
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by beijaflorspbr | 2007-11-25 02:52 | 音楽・映画の世界 | Trackback
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