ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2007年 09月 28日

京つけもの「近為」のお茶漬け席

かれこれ何年前になるのでしょうか?インターネットの掲示板でお知り合いになった老若男女の方々と京都でお会いする、いわゆる「オフ会」に参加した時に、京都の達人に案内して頂いたのが、このお漬物の「近為」でした。その時のお漬物の美味しさが忘れられず、たまたまお友達所有のマンションから至近距離にあったので、しばしば買いに行くようになりました。オフ会といえば思い出すのが、「サンパウロ」「ロンドン」「東京」「大阪」「京都」「名古屋」と日本全国だけではなく、世界のどこかでオフ会に参列して色々な方々とお知り合いになれたことが今の私の財産になっています。もちろん財産と言ってもお金ではなく「心の」財産ですが…。さて近為のお茶漬け(ぶぶづけ)席は、11時からで2100円と、お茶漬けにしては少々贅沢なお値段と思いきや、経験した者にしかわかりませんが、このお値段では味わえない何とも言えない心のゆとりや、原点に帰ることのできる素晴らしい機会を与えて頂ける絶好の場だと思い納得しました。完全予約制で、私たちは午後2時半からしか席が取れませんでした。そのおかげで、「日だまり」の熱々トマトスープを飲むことができたのは幸いでした。
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にわか雨が止むと同時にマンションをでた我々は、静謐な雰囲気の近為の奥座敷に誘われるままに座りました。古き良き民家(町屋風)の座敷に座ると、不思議に心が落ち着きます。落ち着いた調度の部屋には、5つしかテーブルがありませんので、一度に食事が摂れる人数は決まってきます。店員さんの応対は実に丁寧かつ心がこもっています。熱い京番茶とともに頂く姫寿司と筍の漬物の美味しいこと!店の看板の「柚子こぼし」ときゅうり。白みそ仕立てのお椀。この甘み、そして丸もちの美味しさ…。千切り大根はいくらでもご飯が進んでしまい、困ります。。。でもやはり、今日の主役はピカピカ炊き立てのごはん
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そしてこのお漬け物たちでしょう!
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いかがでしょう、見ているだけでお腹が空きますね。日本人の原点のお茶漬けをこれほど昇華させたものがあるでしょうか。
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美しく手入れされた庭を眺めながら、たまにはこんな贅沢も良いものです。お茶も、最初は京番茶、ほうじ茶、そしてお茶漬けの時は玄米茶と至れり尽くせりのおもてなしをして頂きました。素材を生かした薄味が気に入り、大切な方への贈り物にしました。まるで店の回し者のようですが、大手の漬物屋にはない、静けさと確かな味がこの店にはあるような気がしてなりませんでした。京都には、こうした伝統が息づいて今に至っている老舗がたくさんあるのでしょうねえ。これからの京都散策が楽しみです。

by beijaflorspbr | 2007-09-28 11:13 | 日本の美味しいもの | Trackback
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