ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2017年 07月 26日

サンパウロで上手に暮らすためには!?(長い独り言)

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ずっと日本日記が続いていますが、私本人は7月初旬にサンパウロに戻って来ました。その2週間後に娘が3年ぶりの一時帰国をし、彼女と共に行動するうえで、色々な気付きがありました。日本の田舎町から来た彼女、もちろんポルトガル語はペラペラで何不自由なく暮らせるはずなのに…何故かモタモタして落ち着きがありません。それは、サンパウロという大都会が日進月歩を遂げ、日一日と進化しているということ。得意の!?箇条書きにて纏めてみたいと思います。

◎出勤退社時間が早い時間にずれていると感じる理由
以前のラッシュアワーのピークは、午前7時以降だったと思うのですが、最近は6時台または5時台から既に渋滞が始まっていること。それに伴いバスやメトロの混雑ぶりも半端ないほど激しく混み合っていること。特に私の家があるサンパウロ市南部地域は、現在メトロとモノレールの大工事を敢行しており、あちこちが通行止めになっているため、更なる渋滞を引き起こしている問題すら何も解決していません。2014年のブラジル・ワールドカップ完成を目指していたという話は絵空事でしかありませんでしたね。それ故、仕事を終える時間も自然に早くなっており、バスやメトロは既に午後3時にはかなり混み合っていることが多い昨今です。サンパウロの人口の多さも相俟って、この点はなかなか改善されていません。

◎以前は空いていた週末も道路が異常に混み合っていること
先週の土曜日の午前中にグァルーリョス空港に到着したパトちゃんを迎えに行くために、23 de Maio大通りで大渋滞に遭ってしまいました。恐らく多くのサンパウロ市民が車を持つようになり、休みは家でじっとせず、郊外や外食や親戚訪問などに車を使って出るようになったからかもしれません。ルラ政権時代、経済緩和策で貧困層にまで政府のお金(Bolsa Familiar)をばらまいた末、上からA.B.C.D.Eの階層のうち一番低いE層の人たちがDまたはCまで登り詰めたこと。実際問題その後の政権交代により、長期ローンで車や住宅や電化製品を購入した人たちは、現在月々の支払いに大変な困難を強いられ、折角購入した贅沢品を手放している人も多いということです。サンパウロに関していえば、今は未曽有の大不況といった悲劇的様相を呈しており、先日行った大手スーパーWalmartにもお客さんは疎らでした。そのことを、こちら在住のエル(次女)に言うと、いとも簡単に「ああ、月末だもんね!無理もないわ・・・」なーるほど。

◎お隣、リオデジャネイロ州の財政が破たんしている
昨年華々しく開催されたリオオリンピック後のリオデジャネイロ州経済の落ちぶれ方は悲惨です。リオデジャネイロ州の公務員は、何と5月からまともに給料が支払われていないとの報道が毎日のようにあり、窮状を訴える公務員が毎日泣きながらインタビューに答える様を見て、心から気の毒だと思いました。ブラジルの国力を何も考えずに五輪誘致に走ったルラ元大統領の罪は大変重いと言わざるを得ません。ルラはまもなく収賄罪で収監される見通しだそうです。ジウマは政権を追われ、その前の大統領のルラは刑務所へ…一国の大統領が罪人になるというこの国は病んでしかるべきでしょう。リオ州は経済の悪化と共に、治安もかなり悪くなっており、十分な注意が必要です。連日銃撃戦などの怖いニュースが流れて来て、それを見るたびに戦場地のようで鳥肌が立ってしまいます。あまりの治安の悪化に業を煮やしたテメル大統領が、リオに大量の軍隊を派遣し、制圧に乗り出しました。政治家による汚職捜査ラヴァ・ジャット(洗車作戦)はずっと容赦なく続いており、次々と逮捕される有名政治家たち。この国は何かが狂っているとしか思えません。

◎それでもサンパウロは発展し続けている
娘が「3年前に帰って来た時と何もかもが変わっている」と言いました。そうなんです、サンパウロはあくまでも南米随一の経済都市であり、いくら不景気と言っても、あらゆるチャンスが眠っている街です。これから何かの仕事に挑戦される方には大いなるチャンスが巡ってくるかもしれません。そして、サンパウロにはサンパウロなりの生き方があり、その時代の流れに自分を合わせて行く必要があります。私自身も、以前は小さな子どもたちを伴うことが多く、積極的に自家用車であちこちに繰り出していましたが、今は上に書いたような救いようのない渋滞により、車で出るよりバスやメトロの選択肢がより正しいことが分かります。サンパウロには多数のタクシーやUBERといった配車サービスもあるため、自家用車で行き、酷い渋滞に巻き込まれ、着いた先で多額の駐車料金を払い。おまけに罰金が来るということがバカバカしいと思えるまで、あまり時間は罹りません。それに、市内あちこちに設置された交通違反取り締まりの異常ともいえるカメラの多さ。停止信号の白線を1ミリ分でも踏むと、撮影され後で罰金が来て免許減点という悲劇が起こります。そうでもしないと、大都会をコントロールをするのは難しいと言わんばかりの強気かつ無能な交通局です。今Globo局では、いかに信号が正常に機能していないか、というキャンペーンをやっていますが、信号故障も重大な交通事故の原因になるので、注意が必要です。

◎色々矛盾や問題も多いサンパウロですが……
私は今はこの街の暮らしが結構気に入っています。お買い物に行けば、和食材を含め、なんでも欲しいものが手に入りますし、食べたいものがあれば、世界中のグルメを味わうことも可能です。人種の坩堝と言われる街だけあり、人種差別もなく、逆に子ども連れや年寄りなどの弱者は大切にされるし、おまけに日本人は大変尊敬されています。全てご苦労され、真面目に働いて来られた日本人移民の方々のお蔭と、感謝の気持ちが沸いてきます。自宅の住環境も含め、「(離れていて交通に)不便でしょ?」と人に言われても、「不便の先には自然が多く、空気が綺麗で冷暖房も要らない快適な生活なのよ」と説明しています。天国とまでは行かないけれど、やはりこのChacara Floraの自宅は最高のロケーションです。今年の11月でサンパウロ生活が41年目に入りますが、自分自身は子どもたちが幼かった頃からちっとも変っていないような気がします。縁あって住むようになったサンパウロの自然を愛でつつ、少しの不自由さを楽しめる余裕のある生活を満喫しようと思います。ストレスが貯まった時や疲れた時はイッパイやりましょうか!(笑)言い訳のようになりますが、5月に胆嚢の手術をして以来、お酒の量が随分減り、たくさん飲めなくなってしまいました・・・ショボーン
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(エルが患者さまから頂いた「氷結」をプレゼントしてくれました!やった~)
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(最期まで幸せに暮らそうね、みそくん!)


by beijaflorspbr | 2017-07-26 18:07 | サンパウロ生活情報 | Trackback
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