ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2016年 07月 29日

最近思うこと

「世界の村で発見!こんなところに日本人」という番組の昔のビデオをふと観ていると、イラン人と結婚をしたものの、夫を病気で亡くし、子どもが独立した後もイランで独り暮らしをしている日本人女性の生き方に接し、色々考えるところがありました。日本人が外国に嫁ぐということそのものがあまり珍しい時代ではなくなった今、自分自身も今年でブラジルに来て40年の節目の年を迎えることに思い至りました。この間一体自分は何をしてきたのだろう?という漠然とした後悔も多々ありますが、その時その時で精一杯生きてきたような気がします。今は夫婦二人とも健在だから良いものの、お互いの年齢的なこともあり、ブラジルの法律や税制や言葉の問題で、もし夫のトリオさんに何かあったら自分はどうしたら良いのだろう?と考え始めると、朝まで眠れなくなってしまいました。つい先日ニューヨークのMちゃんが家に遊びに来た際「最近身近な日本人妻の未亡人が増えているんだよね。ハチドリちゃんは、この先独りになったらどうするの?」と訊かれたことがずっと頭に残っていたのも事実。本当にどうするんだろう?どうすればいいんだろう?途方に暮れてしまいました。とにかく早急に取り掛からなければいけないのが、この大きな家を売却することかもしれません。偶然と言えば偶然にも、1週間前くらいに家のポストに豪華なパンフレットが入っていました。それは、このコンドミニアム内の家を売却する専門の不動産屋が入れたものでした。
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ブラジルは現在未曽有の不景気の中、経済が停滞中です。この敷地内を歩いていても、「VENDE-SE(売家)」の看板がたくさん目につくので、売りたい人が買いたい人を上回っているのは明らかですし、買えない層が増えつつあるのも事実。驚いたのが、半年くらい前からコンドミニオ(管理費)が払えない家の分も皆で負担することになったそうです。4年前に「売る!」と張り切っていた頃から一転し、我が家の状況は相変わらずの現状維持で、売る売らないの意思決定は全てトリオさんに委ねられています。私が無責任に「この家を遺されても困るから早く売ろうよ!」とけしかけると「次はどこに住むの、みそ(犬)はどうするの…」と言われると何も言えず…。しかし平均寿命から言えば、二人とも余命があまり残されていないのも事実。過去に大きな病気をした私は、長生きするとは到底思えません。しびれを切らして「なるべく早く(売却を)決断してね!」とは言ってみるものの馬耳東風、暖簾に腕押し(笑)
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自然に囲まれた最高の環境なのは良ーく分かるものの、やはり家は売り時買い時があると思うのです。3階建ての家は今は良いものの、そのうち階段の上り下りもきつくなってくるのではないかと心配です。
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壊れているところも、引っ越しするとなるとうかつに修理できないし、長年ペンキの塗り替えもしていません。家は常に手を加えないといけないものですが、余力が残っていないのでこの先この家はどうなっていくのやら…。この先、良いタイミングとご縁に恵まれますようにと神さまに祈るしかない今日この頃。まあ先のことを心配しても何も変わらないのであれば、今を幸せに生きていくしかないのかな?と結論を出し、諦めて寝入ったのは午前5時でした。。。ふー眠たい~( 一一)


by beijaflorspbr | 2016-07-29 22:13 | 人生


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