ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2015年 10月 21日

同窓会と友達のこと・・・・・・

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秋の空は清々しいはずなのに、何でこんなに悲しいんだろう。。。。。。。。。続きはMore欄へ。



つい先日東京での同窓会に参加した。全国から集まった参加者は39名。先生も2名参加してくださった。先生の一人は大病を克服したと仰っていたし、同級生の何人かも体のどこかを切ったりして、無傷の人はあまりいないのかもしれない。そんなことを言っている私自身だって、11年前に大手術を受けたではないか。同じく癌を患った友達と「良かったよね、早く発見してもらって…」と喜び合ったばかりだった。同級生130名弱のそんなに大規模でもない私立高校だったが、何故か物故者が異常に多い。連絡が取れている同級生のうち、男子は11名、女子は4名が還暦前に亡くなっているのだ。行方不明者も入れたらもう少し増えるかもしれない。戦後の混乱期に生まれ、栄養状態が良くなかったんだろうか?などと、自身が病気になった時はしきりに考えたものだった。それ故に、「元気で生きているうちにどんどん会おうよ!」と皆で話し合い、3年ごとに行っていた全国同窓会を2年ごとに変更したのだった。

2010年は広島(オプション宮島・山陰)、2013年は福岡(オプション大分)、そして今年2015年が東京・横浜(オプション江の島・鎌倉)だった。毎回とても楽しい時間が流れる。皆のはじけるような笑顔がファインダーの中に納められている。2010年の同窓会に、九州から参加してくれたT子さんが、昨年から深刻な病気に罹ってしまったということをつい最近知った。それからは伝手を頼って、正しい情報を集め始めた。何故ならば、T子さんの病状を心配した同級生から次々と電話やメールが届くようになったからだった。「お見舞には行けないのかしら?」「お花でも送ろうかな?」みんなの気持ちはよーく分かる。私だって、もし今病床にいるT子さんが少しでも癒されることがあるなら、何でもしてあげたい気分だ。

しかし・・・現実は厳しいものだった。既に症状は末期を呈しており、いよいよ個室に移って緩和ケアを受けていると聞く。本人は自力で起き上がることも難しく、話も出来ない厳しい状況のようだ。ああ、私とほぼ同じ環境で育った人がそんなに苦しまなくちゃいけないなんて…。ちっぽけな自分がいくら心配をしても彼女の病気は良くなるはずもない。このまま何もしないで、ただただ日にちが流れるのを待つだけなのだろうか。母の壮絶な最期がどうしても脳裏から離れず困る。でももし神様がいるのなら、どうか彼女をこれ以上苦しめないであげてください、とお願いしたい。彼女を囲む家族に少しの希望を与えてあげて欲しい。出来れば一日でも一時間でも一分でも一秒でも命の灯が灯り続けますように!今は静かに祈ろう。。。


by beijaflorspbr | 2015-10-21 22:53 | 友達


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