ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2012年 12月 22日

2012年秋旅・・・⑩三重県鈴鹿市 日本酒の清水清三郎商店さんへ

この秋旅シリーズも既に⑩項目目、随分偏った記事ですみません<(_ _)>自分自身が歩んだ記録として大切に書き記すことが自身の歴史の1ページになるかと思いまして続けさせて頂いております。さて、一つの街に1か所は欲しい貴重な存在「ミルク」さんでの寛ぎのひとときを過ごし、次の訪問地へと向かいました。

次は「鈴鹿川」や「作(ざく)」を造られている、日本酒の醸造元、清水清三郎商店さんへの訪問の予定でしたが、清水さんのところにお客さまが来られたため、もう少し後で訪問することになりました。鈴鹿市は、言わずと知れた「鈴鹿サーキット場」があることや、サンパウロ出身の天才レーサー、故アイルトンセナにとっても馴染みのある街です。サーキット場の真横を通って頂きました。
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車を走らせている時に、「あ、ここ寄ってみよう~♪」と連れて行って頂いた、「三重県営公園・鈴鹿青少年の森」を少しお散歩しました。ちょうどミルクさんで食べ過ぎたツケが回り、お腹がパンパンだったので腹ごなしの散歩は実に有難かったです。広々とした公園内には池や川もありました。
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感心したのは、日本語だけではなく英語やポルトガル語表示もあることでした。それだけ外国人が多く暮らす街なのでしょう。
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中には怪しい表記もあり、パトちゃんが「あ!」だの「あれえ?」だの突っ込みが入りました。まあまあ・・・。
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思いがけない癒しの時間・・・こんな空間がゆったり広がる鈴鹿市、なかなか良いところですねえ~♪
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30分ばかり自然豊かな公園でのんびりお散歩を楽しんだ後はいよいよ「鈴鹿川」の清水清三郎商店さんへ連れて行って頂きました。清水さんとは、今年7月にサンパウロで行われたフェスティバルドジャポンでご縁を頂きました。フェスティバルにはサンプルを販売しましたが、気が付くと私が法被を着て販売員に変身~なんてこともありましたっけ(笑)しばらく応接室で待たせて頂いていると、清水社長さんが笑顔で入って来られました。清水さんのお酒は、最近正式にサンパウロでも販売することが決まったそうです。フルーティーでまろやかな口あたりの良いお酒を私も何度か味わせて頂きました。サンパウロでも手に入るというのは朗報です!
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若い杜氏内山智広さんに、工場をご案内頂きました。この杜氏さんですが、今までに数々の賞に輝いています。
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ここで味酒鈴鹿国(うまさけすずかのくに)の説明を受けました。
鈴鹿の酒の歴史は古く、倭姫命(やまとひめ)が天照大神(あまてらすおおみかみ)の命を受け、鎮座場所を現在の伊勢神宮に定めるまでの行幸の様子を書いた「倭姫命世記」(やまとひめのみことせいき)に味酒鈴鹿国(うまさけすずかのくに)の記述が見られます。今も鈴鹿川流域の川俣神社では、毎年「味酒祭」が行われております。これらのことより、「うまさけ」とは鈴鹿に係る枕詞として、現在に伝えられています。
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これは、都から伊勢神宮への道中にあたる鈴鹿の酒はおいしいということが、当時の都の人々のあいだで広く認知されていたことの証であると考えられます。

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この後、名古屋方面へご出張というお忙しい清水社長さんに工場をご案内頂きました。お酒の良い香りが漂っていて酔いそうです~(@_@;)なんてウソ!
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まず洗米し、水を吸わせてお米を蒸します。蒸し上がったお米を冷まして麹菌を振りかけて徹底的な温度管理のもと、蒸米を麹に変化させるそうです。米のデンプンは麹菌によって、ブドウ糖に変化。日本酒の甘みや旨みのもととなります。酒母用の蒸米と水と麹、酵母、乳酸を入れて、混ぜ合わせたものを酒母と呼びます。酒母という名のとおり日本酒のもととなります。この状態でブドウ糖がアルコールに変わっていきます。酒母のなかでは、酵母がどんどん増えて発酵していきます。そこへ「蒸米・麹・水」の三点セットを何回かにわけて、加えていきます。仕込みが始まると、酒母は、「もろみ」と呼ばれるようになります。この項は、当日詳しくご説明を受けましたが、こちらのウェブサイトで復習してみましたが、間違っているかもしれません。大体、もろみの状態は1ヶ月です。この間、予定通り熟成がすすんでいるか、数値を図ったり、温度調節を細かくしたりと、蔵は大忙しです。完成したもろみを搾ります。搾ったあとに残るは酒かす!しぼりたてのお酒はちょっと色がついていたり、プチプチと細かい泡が入っていて、蔵の人は「これが美味しいんだよね」・・・だそうです。

白濁したお酒がその後熟成され、最後には澄み切ったお酒に変わって行く様をつぶさに見せて頂きました。実は私自身もこのプチプチと細かい泡の入った絞りたてのお酒を賞味させて頂きました!!小さい瓶に入れられたお酒ですが、もちろん一気飲みなどできず、チビチビ頂きました。今までどこでも飲んだことのない不思議な清涼飲料水のような爽やかな味わい。とても楽しませて頂きました。今清水さんでは、日本酒のラベルを伝統的な伊勢型紙にチェンジをするため、色々なラベル案が並んでいました。どのラベルも色や模様が本当にステキでした!
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帰り際には、清水社長さんからお土産を頂いてしまいました。実はまだ日本の我が家の冷蔵庫で眠っています~♪ゆっくり飲ませて頂くのを楽しみにしています。清水社長さま、杜氏の内山さん、ありがとうございました!清水さんのところは、最近「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2012年」で金賞を受賞されました。ブラジル人は日本酒をワイングラスでがぶ飲みする習慣があるので、清水さんのお酒がサンパウロでもたくさん呑まれますよう、お祈りしております。
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清水さんにお礼を申し上げ、次の場所へ・・・すっかり日も暮れてきました。
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後二項目で楽しかった鈴鹿ともお別れです~ぐすん(ーー;)もう少しだけお付き合いくださいませね。

by beijaflorspbr | 2012-12-22 22:48 | 日本国内旅行 | Trackback | Comments(2)
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Commented by まちの妖怪・旭川です。 at 2012-12-23 18:50 x
私の本籍は、三重県・伊賀上野です。2年前本家の墓参りをしましたが、驚いたことに伊賀市内に多くのブラジル人がいることです。近くの亀山市にシャープ液晶テレビ工場があって、その労働力供給源だときかされました。だからポルトガル語の表記があるのでしょう。しかし、シャープのこのテレビ部門は大幅に収益がダウンし、厳しい状況ですから、彼らがいまだにそこにいることはないでしょう。日本は罪深い国です。
Commented by beijaflorspbr at 2012-12-24 03:27
★妖怪さん、サンパウロからおはようございます。
以前、妖怪さんから本籍地のことはお伺いしておりました。三重県は製造業のメッカですので、ブラジル人やその他中南米からの出稼ぎが多いのは認識しておりました。

仰る通り、シャープの亀山工場にもリストラの嵐が吹き荒れているようですね、本当に罪深い日本だと思います。人手が足りない時はしきりに人集めをし、必要なくなったら切ってしまう。恐らく涙を呑んで帰国した日系人は山ほどいることでしょう。しかしながらまだ多くの日系ブラジル人も居住しているのも事実です。日本で共存していけるよう、祈るばかりです。私がお世話になっている日系人の方は皆優しくて親切で働き者ばかりです。そんな良い面がたくさん日本で発揮されると良いですね。
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