ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2012年 06月 07日

空の玄関口も危険なのか!?

サンパウロ新聞の記事を読んでいて、サンパウロの空の玄関口、Guarulhos空港の治安について思いつくままに書いてみます。
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ここ何年かは毎年2回ずつサンパウロと日本を往復していますが、一番緊張をする場面が大きなトランクなどの荷物を預けるまで。最近は幸いなことに、家族に空港まで送ってもらった後は、すずめちゃんご夫妻のお見送りに守られつつ出発しているため心配は要りませんが、問題はGuarulhos空港到着時。まず荷物を受け取る前のイミグレーションの列が長いと、絶望的な気持ちになります。同時に海外から複数の飛行機が着いた時など、外国人の列は果てしなく長くて生きた心地がしません。列に並んでいるうちに自分の荷物が持って行かれるのではないか、という不安・・。
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その心配ですが、TAMの場合は荷物が出てくるのにかなり時間がかかるため、あまり心配なし。今回のエミレーツの場合は、係官が出た順番にちゃんと荷物をターンテーブルから下して随時手渡ししてくれるという親切なシステムで安心でした。心配をするときりがないけれど、ターンテーブルに乗せられるまでに「見えないところで何かがあったら」諦めるしかないのでしょうか。まず一番大切なのは、貴重品を受諾手荷物に入れないということに尽きますが、そうも言っていられません。今回は大切な預かりもの(娘の歯科資材)や、家族の買い物品、機械類も少し入っていました。それらはもう一度買おうと思うとかなり高価で貴重なものです。今回も無事に着いて本当に良かった。せめて出口で受諾手荷物の半券と照らし合わせてくれるようなシステムがあれば安心なのですが、これは世界中どこを探してもありませんね。だから余計に心配です。サンパウロの空港には到着ブースにDuty Freeがあるのは有名ですが、ここではU$500,00まで買うことが出来ます。ここで買い物をする際には、ターンテーブルで荷物を受け取った後、カートに荷物を積んだまま免税店の係員に荷物の数を申告して預かってもらうシステムです。預かり証の控えをくれるので、安心して店内で買い物ができます。お酒を呑まない方には縁がないかもしれませんが、ブラジルは洋酒などにかかる税金が非常に高いため、大勢の人がここで買い物をしていきます。我が家も酒飲みが多いので、もちろん毎回買います。次が税関。最近多くの方が検索をかけてこちらのブログに来られるキーワードが「税関検査」「税関申告書の書き方」など。これに関してですが、今年の1月1日からは下記のように提出不要になりました。

2012年1月1日以降、国外旅行から伯国に帰国する際に免税金額を超過していない場合、手荷物税関申告書(Declaracao de Bagagem)の提出が免除されることになった。これまでは、すべての旅行者に税関申告書の提出が義務付けられていたが、今回の決定により空港到着後の手続きがスムーズになる。連邦税務局のロナルド・メジナ顧問は、同措置によって旅行者の空港到着後の待ち時間が30%減少すると予測しており、「申告書を確認する手続きがなくなるため、混雑も解消する」と語る。ただし、手荷物のX線検査は従来通り行われ、かばんの中身を見せるよう命じることもあるという。メジナ顧問によると、この簡易措置によって1か月当たり約250万人が恩恵に預かるとしており、特に海外からの乗客の80%が入国するグアルーリョス空港(聖州)やガレオン空港(リオ州)での混雑緩和が期待されている。

輸入品の免税制限額は、航空便あるいは船便で到着した場合は上限500ドル、陸路の場合は300ドルに制限されている。申告する必要のない品目は、旅行中に個人で使用するカメラ、時計、携帯電話(いずれも1人につき1台)のほか、衣類や靴、香水などが含まれている。電化製品に関しては、単品額または合計額が500ドルを超える場合、連邦税務局に申告しなければならず、超過額の50%を輸入税として支払うことになる。例えば、1千ドルのコンピューターの場合、250ドルの税金が掛かる。
◆より便利に
さらに連邦税務局のカルロス・アルベルト・バレット局長は、申告すべき手荷物がある場合の輸入税支払いを12年6月以降はデビットカードで行えるようにすることと、手荷物電子申告システムを13年1月から開始することを発表している。同システムでは、乗客が携帯電話やタブレット端末などのモバイル機器を用いて必要事項を記入できるようになるという。

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ということですので、税関申告書は書く必要がありませんが、その日の税関職員の判断により、更なる検査をされ、課税される場合もあるとのことです。私は自衛策として、あまり大きな荷物は持たないことを心がけていますが、そうとも限らないようです。先日、身軽に小さなハードタイプのトランク1個で税関を通ろうとしていた方が左(要検査)に行かされていました。見るからに紳士然とした方でした。何を基準にしているのやら…。まだまだ空港周辺に関する疑問は残るばかりです。これからはまたグァルーリョスから海外旅行に出られる方も多いかと思います。皆さま、置き引きに気を付けて良いご旅行をなさってくださいね!

by beijaflorspbr | 2012-06-07 22:46 | ニュース | Comments(2)
Commented by えんどうさん at 2012-06-09 03:29 x
サンパウロの空港は相変わらず危ないのですね?私もサンパウロは5回ほど空港使いましたが、ゲート内までパスを持った知人が迎えに来なくなってからはほとんど素通りでアルゼンチンや第三国に抜けていました。
そうそうエミレイツのカード私はまだ持ってません。何度もエミレイツでフライトしてますが他社に積算してました、しかしながら魅力的なプロモーション料金が最近何度も出ててある程度ビジネスのディスカウントなどでシルバーやゴールドになるなら持ってても悪くないかなと思ってます。よろしければご紹介下さいませ!!
Commented by beijaflorspbr at 2012-06-09 23:30
★えんどうさん、こんにちは
残念ながら油断ができない危険地帯といっても良いでしょう。
新聞やTVでも盛んに気を付けるようにと報道されています。
今海外に出るブラジル人も激増しており、混乱に乗じて犯罪を起こす人も
居ないとも限りません。私も毎回かなり緊張します。

あ、エミレーツの件、気にして頂いたのですね。ありがとうございます。
恐らくこの知らせは、実際にチケットを予約する方を紹介した暁には・・
というものだと思うのですが、詳細はちょっと分からないのです。
えんどうさんの場合は、他社に付けた方が有利になるのではありませんか?
結局昨年スタアラで俄か修業をしましたが、歯が立たず、スカイワードでも
そんなにマイルを貯めることが出来なくてガッカリしております。
修行僧は辛いですよねえ。。。(ー_ー)!
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