ハチドリのブラジル・サンパウロ日記

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2012年 04月 23日

吉野へ②

中千本からマイクロバスで約20分、険しい山道を登ったところが奥千本口です。大鳥居を潜るとそこはまあ酷い急坂で…(@_@;)はぁはぁ息を切らしながら命がけで登っていると、元気な人がどんどん追い越して行きます。運動不足を実感した瞬間でした。
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でもそこを乗り越えると、こんな雄大な光景が眼下に広がります。素晴らしい!
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足場の悪い道を歩くのに慣れていないので、苦労して辿りついた先のご褒美でした。でもこれはほんの序の口だということが後で分かったのですが。
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雄大な山の稜線を楽しんだ後は、金峯(きんぷ)神社へお参り。
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山の上は枝垂れ桜が綺麗に咲いていました。
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ここまでは良かったのですが、ここからが難行苦行の連続でした(--〆)
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山道を登ること30分、途中までは土が乾いていて登りやすかったと思いきや、途中からぬかるんでいて足が取られそうになって本当に怖い思いをしました(体重が重いせいもありますが・・・笑)。知識があまりないので、標識を頼りにぐいぐい歩いて行きます。
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柵も何もない山道、歩き慣れていないので恐ろしい。意外に軽装でスイスイ歩いている人たちもいます。まさに老若男女が規律を持って登山する様はなかなか厳粛な光景でした。
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本当に怖いのはここからでした。今度はぬかるんだ道をゆっくりゆっくり下ります。手すりも何もない濡れた山道を下る恐ろしさ。特にパトちゃんは平衡感覚が人よりも劣っているため、私にしっかり捕まって一歩また一歩と足を進めるため、全体重が私に掛かってきて苦労をして下山しました。
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何故こんな険しい山を登ってしまったんだろうと後悔していると、平地に辿りつきました。西行庵は、放浪の歌人西行が3年幽居していた庵だそうです。
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休憩所からふと見ると、やっと桜が見えました。吉野の桜は山桜なのでソメイヨシノのような華やかさはありません。
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それにしても本当に雄大な景色でした!
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今度は自信がついたのか、とっとと一人で山を登って行ってしまったパトちゃん。おーーい、置いて行かないで~~(^^)/
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ふと後ろを振り返ると・・・この光景こそが「一目千本」と言われる吉野の桜の風景です。桜の数は少ないものの、淡いピンクで山が彩られています。
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既に麓も中千本も桜は散った後でしたので、やっと観られた吉野らしい光景に大満足。この奥千本まで来ないと、しかも険しい山道を乗り越えないと見られない風景だったのかもしれませんね。

by beijaflorspbr | 2012-04-23 12:00 | 日本国内旅行


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