ハチドリのブラジル・サンパウロ(時々日本)日記

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2012年 04月 01日

娘を支えてくれた一人の女性

私の長女は、敬虔なクリスチャン。ブログ上ではあまり宗教のことや政治・思想のことを語ってはならないと思いつつも、今日のことだけはきちんと記録しておこうと思う。娘パトの友だちのCちゃんは、娘よりずっと早くクリスチャンの道に入った。Cちゃんとパトはサンパウロ時代からの信仰の友だった。Cちゃんは米国の神学校で勉強後、世界中を宣教活動で飛び回っている。昨年の9月、米国の神学校の上級クラスへ進み、今も同校で勉強中の身。その学校は一昨年の9月から9ヶ月間、娘が勉強をした学校だった。その道では良く知られており、世界中から生徒が何百人も集まると聞く。教材もたくさんあり、勉強をする気のない人はどんどん落伍して行くそうだ。そのチームが宣教活動及び被災地ボランティア活動のため、日本にやってきた。被災地石巻を回り、富山を回ってやっと西宮までやってきた。一昨日、昨日と2日間セミナーを行った後、Cちゃんは一日お休みをもらったということをパトから聞いた。名古屋におじさんがいて、その人はもう高齢なので今のうちに訪ねておくようサンパウロの母親から命じられたそうだ。

「ママ、Cがね名古屋に行きたいって言っているんだけどどうしたらいいと思う?」
「そうね、あの格安バスで良ければ私が予約するよ、折角だからパトも一緒に行ってきたら?その方がゆっくり話せるでしょう?Cちゃんとおじさんの日本語の通訳をしてあげたら喜ばれるんじゃない?それと、折角米国から来ているのだからバス代も全部ママが払ってあげるから」
「ありがとう、そうさせてもらおうかな?」
幸いCちゃんもこちらの好意に答えてくださり、明日二人で一緒に名古屋に行くことになった。

前泊するために今夜自宅にやって来たCちゃん、何十年ぶりだけれど一回り人間が大きくなったように感じた。私の作った牛カツ、寄せ鍋、サラダなどを美味しそうに食べるところはさすが日本人。日本語も少し話しにくそうだが、ちゃんと会話は成立する。Cちゃんはパトと同じポルトガル語、英語を流暢に話す。二人で話す時は何語かな?と聞いているとやはりポルトガル語だった。でもたまに英語になってしまうが…。夕食を済ませた後、二人は私の提案で近所の温泉に行くことになった。「折角だから…」と思うとお財布の紐が緩む緩む(笑)。1時間半ほどゆっくりお湯に浸かってさっぱりした顔で帰ってきた。ああ、良かった我が家に来てほんの少しの安らぎがあれば私も幸せだ。

明日は朝が早いので、そろそろ休もうとした午後11時過ぎ、突然Cちゃんが
「もういいんですか?体は大丈夫ですか?」
そうか・・・私が8年前癌宣告を受けた時、動揺したパトがクリスチャンの友達という友達全てにに連絡をして一生懸命祈って頂いたそうだ。
「今ここで祈らせて頂いても良いですか?」
「はい、お願いします」
祈り言葉はポルトガル語だった。今日はハチドリ家でとても幸せな時間を過ごせたことに感謝する。願わくは、ハチドリさんが今までもそうだったようにこれからも幸せで健康で何の問題もなく健やかに過ごすことが出来ますよう。という内容だった。発音が明快だったので、私にも良く分かってとても有難い気持ちになった。長い間人に祈ってもらうということがなかった私、それこそ「救われた」思いだ。

人のために祈る姿は本当に美しい、心がほんのりあったかくなるような貴重な時間だった。結局は、パトの友達が折角アメリカから来るのだから歓待してあげよう、出来ることは何でもしてあげようと思ったのは傲慢な心だったのか。Cちゃんから逆に与えて頂いたものの大きさに愕然とした。心の綺麗な人は美しい。そして尊いものなのだなあ、勉強になった出来事だった。Cちゃん、パトと出会ってくれてありがとう、そして忙しい日本滞在中にハチドリ家に来てくれてありがとう!私ももっと人のために祈ろう!!木曜日までどうか日本を楽しんでね。

by beijaflorspbr | 2012-04-01 23:54 | 家族 | Trackback
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